モンゴル(Mongolia)

モンゴル(Mongolia)
旅行ガイド

日本の4倍もの広大な国土を持つモンゴルの魅力は、なんといっても大自然が織りなす素晴らしい景色。大草原での乗馬・ラクダトレッキング、大河でのラフティングなど、山や湖、砂漠、広大な空を満喫することが出来ます。どこまでも続く鮮やかな緑の草原に真っ白いゲルが映えるその景色は、モンゴルらしくとても長閑です。また、首都であるウランバートルは、広大な自然が広がる他地域とは異なり、ビルや高級店が建ち並ぶ近代的な都市となっています。寒さの厳しい国ですが、日本にはない体験が沢山できる魅力的な国です。

基本情報

ユーラシア大陸の内陸部にあり、総面積は約156万4000平方km、人口は約286万8000人(2012年現在)です。北はロシア、東北から南西にかけては中国と国境を接しています。かつてはチンギス・ハーンの下、世界最大の国家を形成したことで知られるモンゴルには、今でも国民の英雄としてチンギス・ハーンの銅像や博物館が多く存在します。
モンゴルの治安は、民主化・市場経済移行後、急激な経済成長と共に拡大する貧富の差の影響により、近年悪化傾向にあります。国民の3割以上が貧困層であると言われており、特にウランバートルの治安の悪化は顕著に表れています。日本人はターゲットにされやすく、強盗、窃盗などの犯罪に巻き込まれる可能性が高いので十分に気を付けましょう。その他にも、街中にふたが開いたままのマンホールがよくあるので、足元にはよく注意して下さい。
チップの習慣はありませんが、高級なホテルやレストランなどではあらかじめ料金に含まれていることがあります。
また、軍事施設や火力発電所、駅構内や駅付近での写真撮影は、テロ防止の観点から禁じられています。博物館や美術館内での写真撮影は、別料金の場合が多いので事前に確認した方がよいでしょう。

モンゴルの代表的な都市

モンゴルの観光地

モンゴルでは、様々な遺跡と壮大な自然を楽しむことができます。モンゴルの歴史をよく知ることができる遺跡や博物館、テーマパークはウランバートルを中心に存在しています。
また、カラコルムやフブスグル湖畔のツーリストキャンプ、世界遺産に登録されているオルホン渓谷の文化的景観やアルタイ山脈の岩絵群、地球一秘密のある場所となっている南ゴビの旅など、魅力的な観光地が数多く存在します。
その他にも、大空を舞い上がる気球の旅や草原での乗馬・ラクダトレッキングは、一度は体験してみたいアクティビティです。

モンゴルの気候

四季のあるモンゴルですが、夏の7,8月以外は年間通して寒い気候が続きます。夏は雨の季節ですが、その他の時期は標高の高さ、内陸アジアに位置するという点から極寒且つ極乾燥の地帯です。また、気温の日較差が激しく、夏であっても朝晩は上着が必要です。夏の平均最高気温は34.5℃にもなりますが、冬の平均最低気温は-38.6℃という気温の年較差も激しい国なので、季節に合った服装が大事です。夏は半袖にカーディガンやジャンパー、冬は帽子や手袋など、マフラーなどで防寒対策をしっかりしましょう。

モンゴルのお水事情

水道水は塩素処理がされていない可能性があるため、できるだけ売店やスーパーなどでミネラルウォーターを購入するようにして下さい。やむを得ず水道水を利用する場合は、必ず煮沸しましょう。氷が汚染されていることもあるので、氷はたべないように気を付けましょう。ウランバートル市内の浄化された水であっても、ミネラル分が豊富に含まれている硬水なので、日本人は腹痛・下痢などの症状が出る場合があります。

モンゴルのトイレ事情

町中に公衆トイレはほとんどなく、デパートや博物館でも公衆トイレがある場所は非常に限られています。出かける前に、必ずホテルで済ませましょう。ウランバートル市内の観光客が多い場所にあるトイレは水洗であることがほとんどですが、田舎では簡易トイレだったり、トイレットペーパーが置いてない場合もあります。ティッシュペーパーは常に持ち歩きましょう。

モンゴルの言語

公用語はモンゴル語です。英語や日本語、ロシア語も通じる場合があります。

モンゴルの祝日

12月31日~1月1日 新年
2月11日~13日 ※ツァガーン・サル(旧正月)
3月8日 女性の日
6月1日 子供と母の日
7月11日 国家記念日
7月11日~13日 ナーダム
11月4日 ※チンギス・ハーンの日
11月26日 独立記念日

※モンゴル歴に基づき毎年日付が変わります。

モンゴルの入出国・ビザ・バスポート

入国時は、機内で配られる入国カードに必要事項を記入し、入国手続きの際にパスポートと一緒に提示します。この際、場合によっては入国税関申告書も提出します。出国時は、空港のチェックインカウンターの前にある記入スペースで出国カードを記入します。
ビザは旅行者が日本国民で滞在期間が30日以内の場合は、予約済みの航空券または乗車券を持っていれば不要です。それ以上の滞在や留学などにはビザの申請する必要があります。
パスポートの残存期間は、モンゴル入国時に6か月以上あり、査証欄の余白が2ページ以上必要になります。

モンゴルの都市一覧

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