イスタンブール(Istanbul)

イスタンブール(Istanbul)
都市の魅力

イスタンブール最大の魅力はボスポラス海峡を堺にアジアとヨーロッパにまたがっているということです。そのため、地区によって様々な顔を持ちます。特に見所が多いのはトプカプ宮殿など歴史的建造物や博物館が立ち並ぶ旧市街です。路面電車や、連絡船を使って新市街、アジア地区にまで足をのばすとまた違った一面を見ることができます。

基本情報

トルコ最大の都市であるイスタンブールは、面積約5,712km2、人口約906万人の街です。ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアに分かれており、ヨーロッパ側はさらに、金角湾とマルマラ海、テオドシウスの城壁で囲まれた旧市街、金角湾を挟んで対岸に位置する新市街に分かれています。トプカプ宮殿やアヤソフィアなど歴史的建造物の多い旧市街は観光客で賑わい、対照的に新市街はビジネス街ですが、ショッピングも楽しめます。観光に必要な交通手段は整備されていますが、トラムヴァイ(路面電車)や、庶民の足でもあるドルムシュ、ワプル(連絡船)を利用するのも魅力の1つです。

イスタンブールの観光地

イスタンブールの主な観光スポットはヨーロッパ側、特に金角湾を堺に旧市街に多く、トプカプ宮殿やアヤソフィア博物館、ブルーモスクともいわれるスルタンアフメット・ジャーミィなどの歴史的建造物が立ち並びます。約400年もの間オスマン朝の支配者の居城とされたトプカプ宮殿は内部にハレムという別の博物館もあり見所が満載です。

イスタンブールの気候

トルコは国土が広いため地域によって気候は異なります。また、日本と同様四季があり、一般的に夏が乾期、冬が雨季にあたります。イスタンブールのあるマルマラ海沿岸地方は5月から気温が上がり始め、夏は30度近くにまでなり、沿岸部は蒸し暑いです。昼夜の寒暖差が大きく、車内なども寒いので上着を持ち歩くのがよいでしょう。冬は雨や曇りの天気が続き、寒いですが0度以下になることはありません。雨具は必須です。

イスタンブールの代表的な観光スポット

トプカプ宮殿

トプカプ宮殿は、ボスポラス海峡を臨む、3方を海に囲まれた小高い丘の端に建てられています。そしてかつてここに大砲が設置されていたことからトプ(大砲)カプ(門)サライ(宮殿)と呼ばれるようになったという逸話があります。オスマン朝の支配者の居城として約400年間、政治や文化の中心だったこの城は中庭やハレムという博物館など見所が多くあります。

○TEL:(0212) 512 0480
○営業時間:9:30~17:00(ハレムのみ~15:30)
○所要時間:3時間
○定休日:火曜日
○料金:20TL、ハレム15TL、音声ガイド5TL
※ハレムのチケットは宮殿内部で購入する。正義の塔は2010年現在閉鎖中。

アヤソフィア博物館

時代と政治の移り変わりとともにギリシア正教の大本山、後にイスラーム寺院へと姿を変えたアヤソフィアはビザンツ建築の最高傑作と評されます。内部には多数のモザイク画や、願いごとが叶うという柱、通称「マリアの手形」があります。

○TEL:(0212) 522 1750
○所要時間:1時間30分
○営業時間:9:30~17:00(最終入場16:00)
○定休日:月曜日
○料金:20TYL

スルタンアフメット・ジャーミィ

旧市街の観光の中心となっているこの寺院は、今も現役のイスラーム寺院です。そのため、1日5回の祈りの時間の入場は厳禁。トルコのジャーミィの特徴でもある丸天井のドームと鉛筆型のミナーレを持ちます。その姿はイスタンブールの象徴でもあります。内部はステンドグラスや青を基調としたイズニック・タイルで装飾され、ブルーモスクといわれる由縁ともなっています。

○所要時間:30分
○営業時間:随時
○定休日:無休
○料金:寄付歓迎

地下宮殿

ビザンツからオスマン朝時代にかけて、周辺地域の主要な水がめとなっていた地下の大貯水池です。今でも地面には水がたまり、薄暗い列柱の間をライトの光で進むと宮殿の一番奥に有名なメドゥーサがあります。1984年の大改修で発見されたこのメドゥーサには、見たものを石にしてしまうという伝説があったほどです。地下宮殿内にはカフェや、コンサートが行われることもあり独特の雰囲気が感じられます。

○TEL:(0212)522 1259
○所要時間:30分
○営業時間:9:00~18:00(最終入場17:30)
○定休日:無休
○料金:10TL

立考古学博物館

トプカプ宮殿に併設し、第一庭園の北側、石畳を下ったところにある。1881年以降の出土品が集められています。アレキサンダー大王の石棺はこの博物館を代表する展示物のひとつで、これをはじめとするギリシア・ローマ時代のコレクションは世界的にも高く評価されています。館内は新館と旧館に分かれており、主要なものは旧館に多く展示されています。代表的な展示物は。リキヤの石棺、ライオン像などがあります。

○TEL:(0212)520 7740
○所要時間:2時間
○営業時間:9:30~17:00(最終入場は16:30)
○定休日:月曜日
○料金:10TL(古代東方博物館、装飾タイル博物館も同じチケットで入場可能)

イスタンブールのおすすめグルメ

トルコ料理について

トルコ料理はフレンチ料理、中華料理と並んで世界三大料理のひとつです。お肉料理が中心でトマトやオリーブオイル、マーガリンが味のベースになっています。

トルコのスープイとパン

トルコの主食はパンです。パン屋さんも多く、種類も豊富にあり朝から焼きたてのパンを食べることができます。一般的なのはバタールのようなフランスパンの太ったような形のパンで、外はパリパリしていて中はフワフワしています!
そしてトルコ料理で、毎日食べても飽きないものと言えばスープです。マメやポテトや鶏肉、お米、パスタ、ヨーグルトのスープなど種類も多岐に渡ります。

スープの種類

★メルジメッキ・チョルバス:レンズ豆のスープ
★エゾゲリン・チョルバス:レンズ前とブルグル(ひき割り小麦)が入っているスープ
★ヤイラ・チョルバス:お米とヨーグルトを煮込んだミント風味の高原風スープです。
★ドマテス・チョルバス:トルコ風トマトスープ

肉料理 (ケバブ)

Doner Krbabi回転焼肉
Sis Kebabi 串刺しケバブ
Tavuk Sis チキンのケバブ
Patlican Kebabi 茄子と肉の挟み焼き
Iskender Kebabi ヨーグルトソースで食べるケバブ

魚介類

Alabalik Tava マスのフライ
Midye Dolmasi ムール貝のピラフ詰め
Coban Kavurmasi 羊と角切り野菜の鉄板焼き

トルコのお菓子

スイーツは大きく分けると牛乳系のものとシロップ系のものに分けられます。

Dondurma トルコ名物の伸びるアイス
Firin Sutlac 焼きライス・プディング

トルコの飲み物

Cay トルコの飲み物といえばチャイ!
Ayran 甘くない飲むヨーグルト、お肉料理に合う。

イスタンブールのおすすめレストラン

ソクルル  Sokullu Restaurant

ソクルルは、自分で焼いて食べるバーベキューの専門店です。
オジャックバシュの炭火焼きの炉端がずらりと並んでいて、ショーケースを見て肉を注文して自分で焼いて食べるシステムです。大勢でわいわいと楽しむことができます。

○住所:Dizdariye Çesme Sok. Emre Han No.6/1
○TEL:(0212)458 3536
○営業時間: 10:00~24:00
○クレジットカード: AMEX マスター VISA
○定休日:年中無休

カラデニズ  Karadeniz Aile Pide ve Kebap Salonu

カラデニズ は、ハジュ・タフスィンベイ通りHaci Tahsinbey Sok.の左側にある、安くてアツアツのピデやキレミット・ケバブ(12TL)が食べられるお店です。焼きたてのパンやケバブもあり、ピデは各種9~15TLと良心的な価格。毎日地元の人たちで賑わっています!

○住所:Haci Tahsinbey Sok. No.1
○TEL:(0212)528 6290
○営業時間: 10:00~24:00(冬期~23:00)
○クレジットカード:マスター VISA
○定休日:祝日

バルカン Balkan Lokantasi

バルカンは、安い、美味しい、清潔がモットーという煮込み料理の人気店です。
日替わりメニューは25~30種類の中から選ぶことができ、肉入りの煮込み料理は4~6TL、野菜の煮込みなら2~3.50TLです。朝食はスープとパンで1.50TLです!

○住所:Hocapasa Sok. No.26 ○TEL: (0212)514 3494 ○営業時間: 6:00~22:00 ○クレジットカード:マスター VISA ○定休日:無休

ジャヌム・ジエーリム Canim Cigerim

ジャヌム・ジエーリムは、おしゃれなお店が集まるアスマルメスジット通りにあるレバーの専門店です。 メニューはなく、ジエルかチキンのみでサラダや焼き野菜はセットで付いてきます。
レバーは串10本のセットで19TLです。

○住所:Asmalimescit Mh. Minare Sok. No.1
○TEL: (0212)252 6060
○営業時間: 12:00~21:00
○クレジットカード:AMEX マスター VISA
○定休日:無休

セリム・ウスタ Tarihi Sultanahmet Köftecisi Selim Usta

セリム・ウスタは1920年創業の有名なキョテフ専門店です。キョテフは1人前10TLで、サラダは5TLとリーズナブルです。ランチタイムはいつも地元の人たちで賑わっています!

○住所:Divanyolu Cad.12/10
○TEL: (0212)513 6468
○営業時間: 10:30~22:30
○クレジットカード:不可
○定休日:無休

コーズィ・パブ&バルック Cozy Pub & Balik

コーズィ・パブ&バルックは、1~3階がパブで4~6階がシーフードレストランです。毎日6~7種類の魚が用意され、焼き魚、フライ、蒸し魚から選ぶことができます。おすすめはマリネ(22.50TL)やコーズィ・カリデス(17.50TL)で予算はひとり50T。最上階のレストランのサービスは最高です。

○住所:Divanyolu Cad. No.66/68
○TEL:(0212)520 0990
○営業時間: 12:00~24:00
○クレジットカード:マスター VISA
○定休日:無休

イスタンブールのエンターテイメント

イスタンブールのおすすめエンターテインメントをご紹介します。ミュージカル、コンサート、ライブハウスの情報や、エステやスパで癒しを体験など、旅を楽しむテーマに厳選してお届けいたします。

重厚な雰囲気で歴史を感じるマハム

マハムとは蒸し風呂式の共同浴場のことです。イスタンブールには観光客向けのマハムが数件あり、気軽に体験できます。

ジャーロウル・マハム

地下宮殿入口の通りを、アヤソフィアを背にして歩いていくと右手にあります。1741年に、かつてはジャーミィだったアヤソフィアの収入源として建設され、最後の大マハムといわれます。

○住所:Yerebatan Cad.No34
○TEL:0212 522 2424
○FAX:0212 512 8553
○営業時間:8:00~22:00(男湯)、8:00~20:00(女湯)
○定休日:無休
○クレジットカード:不可
○料金:入場料40TL、入場料+アカすり60TL、入場料+アカすり+マッサージ80TL

チェンベルリタッシュ・マハム

トラムのチェンベルリタッシュ駅下車、駅のすぐ横にあります。1584年に建てられ、歴史的建造物としての価値も大きいマハムです。利用者は観光客から地元の人まで幅広いです。

○住所:Vezirhan Cad. No.8
○TEL:0212 522 7974
○FAX:0212 511 2535
○営業時間:6:00~24:00(男湯、女湯とも)
○定休日:無休
○クレジットカード:マスター、VIZA
○料金:入場料35TL、入場料+アカすり+マッサージ55TL~

地域の違いを歩いて感じるショッピング

旧市街(ヨーロッパ側):グランドバザール

小さなお店が無数に集まる市場風景は中東ならではの活気ある雰囲気です。屋根付き市場なので、天気に関係なくショッピングを楽しむことができます。現在は観光客で賑わい、日本語で呼び止められることもありますがスリには注意してください。

○営業時間:8:30~19:00
○所要時間:2時間
○定休日:日、祝
○料金:入場無料

新市街(ヨーロッパ側):イスティクラール通り

新市街の高台にあるタクスィム広場から南へ下る道のひとつであるこの通りはハイセンスなブティックやカフェ、デパートのVakko(ワッコ)が立ち並び、アンティークのトラムヴァイが走っています。観光地にあるようなお土産屋はありませんが、落ち着いて散策ができます。

アジア側:バーダット通り

ヨーロッパ側に比べ、大きな通りにブランドショップが立ち並ぶこの通りは、日本でいう青山通りのようなショッピングストリートです。若者に人気の店が並び、緑も多く、快適な散歩が楽しめます。

○交通アクセス:(バス)カドゥキョイからドルムシュでエレンキョイ下車。
(メトロ)ハイダルパシャ駅から近郊列車でスアディエSuadiyeまたはボスタンジュBostanci下車。

Flight Schedule

From (airport)
To (airport)
検索

お役立ち情報

ANAVISASuica

お知らせ