イスファハン(isfahan)
イスファハン(isfahan)
都市の魅力
イスファハンは、芸術的で美しい建築が多く残っており、その街の美しさから「イランの真珠」ともいわれています。古都らしいのどかな雰囲気に包まれた街には、うっとりと見とれてしまうほど美しいモスクがいくつも存在しており、夜になるとライトアップされ、また違った顔を見せてくれます。
基本情報
イスファハンは、古くからイランの政治、文化、交通の中心になっています。夏期の時差は、日本の方が4時間30分進んでおり、冬期は5時間30分進んでいます。街は16世紀以前に造られた旧市街と、アッバース1世が建設した新市街の2つの街で構成されています。街中で、クレジットカードやデビットカードの使用は一切できないので気を付けましょう。主な交通機関は飛行機、バス、タクシー、鉄道を利用して移動することができます。しかし、空港からのバスの便がないため、中心部まではタクシーでの移動になります。
イスファハンの観光地
イスファハンはザーヤンデ川を中心に栄えており、主な見どころはほとんど歩いて回る事ができます。かつて、世界の半分と称えられた頃に建設された宮殿や寺院は、現在世界遺産に登録されています。エマーム広場の西側回路には観光案内所があり、地図などの資料を入手することができます。
イスファハンの気候
イスファハンは四季があり、砂漠気候です。夏は、日中に平均36度ほどまで気温が上昇し酷暑になりますが、夜は涼しく快適に過ごせます。冬の日中は温暖で過ごしやすいですが、夜になると気温が急激に下がり厳しい寒さに見舞われます。
イスファハンの代表的な観光スポット
マスジェデ・エマーム
26年もの歳月をかけて建設された、サファヴィー朝時代を代表する寺院です。広場正面に構えるエイヴァーン(門)の天井には、見事な鍾乳石飾りがあり、この素晴らしい装飾を見た人々は皆魅了されます。しかし、このエイヴァーンは装飾的な門にすぎません。そのさらに奥にメッカの方向を向いたエイヴァーンが現れます。この大胆な演出に、多くの人が圧倒されます。さらに、美しい7色の天井を持つ中央礼拝堂や、人が祈っているかの様に見えるメナーレが魅力的です。
○営業時間:夏期9:00~11;30 13:00~19:00、冬期9:00~11:30 13:00~16:30 ○料金:10万Rls ○定休日:金曜
アーリー・ガープー宮殿
アッバース1世と2世の時代の二代に渡って造られた、イラン初の高層建築物です。エマーム広場や、遠くマスジェデ・ジャーメまで望めるほどの素晴らしい眺めとなっています。宮殿内部にある漆喰でできた音楽堂は、演奏をより一層楽しむことができるように特別な設計で造られました。壁に描かれたペルシア美人も印象的です。
○営業時間:夏期9:00~19:00(金 9:00~11:30 13:00~19:00) 冬期9:00~17:00(金 9:00~11:00 13:00~16:30) ○料金:15万Rls
アリー・ゴリー・アーガーのハンマーム博物館
サファヴィー朝末期の共同風呂(ハンマーム)を修復し、展示している博物館です。入口を入ると広がるサルビーネと呼ばれるホールは、かつて人々が脱衣所や食卓として使用していたスペースです。このサルビーネでは、マネキンで当時の様子を再現しています。
○営業時間:8:30~13:30 14:30~17:00 (金 9:00~13:00) ○定休日:祝 最終水曜 ○料金:5万Rls
ヴァーンク教会
ヴァーンク教会はジョルファー地区にあり、アルメニア教会のうち最も有名な教会です。内部の壁には最後の審判などの画が描かれており、配色は金色が多いのが特徴的です。この教会にはルメニア博物館が併設されており、世界最小の聖書は見逃せません。
○営業時間:夏期8:30~18:30(金~12:30) 冬期8:30~17:30(金~12:30) ○料金:15万Rls ○定休日:祝 ○TEL:(0311)6243471
メナーレ・ジョンバーン
礼拝の時間を知らせていた塔をメナーレと呼びます。揺れるメナーレの意を持つメナーレ・ジョンバーンはその名の通り、片方のメナーレを揺らすともう片方もメナーレも揺れる構造でしたが、現在は建物の保存のために揺れることはなくなってしまいました。しかし、いまでもイスファハン名物の不思議な塔として有名です。
○営業時間:夏期9:00~13:00 15:00~19:00、冬期9:00~16:30 ○料金:5万Rls