ジュネーブ(Geneva)

ジュネーブ(Geneva)
都市の魅力

ジュネーブは、人口18万の親しみやすい小規模な町でありながら、国際的に重要な機関が集結していることから、世界一小さな大都市ともいわれています。周辺に広がる田園地方やフランスやスイスの人気観光地への多彩なエクスカーションが楽しめるのも魅力のひとつです。

基本情報

ジュネーブはレマン湖の端、フランスの国境と接する、スイスのはるか南西に位置していて、200万人の人々が住む,国連、国際組織、外交関係機関が集結した国際色豊かな都市です。物価もかなり高いですが、昔ながらの伝統的な良さと、近代的できらびやかな夜の世界をあわせ持つため、スイスの素顔を覗くにも、ただ夜の街に繰り出して遊ぶにも申し分のない街です。ジュネーブの文化は、フランス、ドイツ、イタリアとスイスが混じり合っており、中でもフランス語がジュネーブで最も広く話されています。

ジュネーブの観光地

ジュネーブは、ローマ時代の要所、宗教改革の中心地、時計産業の聖地、国連や赤十字発祥の地など、長い歴史の中で常に重要な役割を果たしてきた町です。文化レベルが高く、個性的な美術館や博物館、史跡、名所がたくさんあります。また、博物館と美術館も数多くあり、国際赤十字博物館や旧国際連盟本部(パレ・デ・ナシオン)は観光客に人気です。

中世の面影を残す旧市街地やレマン湖沿いの散歩道をたどるのもおすすめですが、レマン湖の対岸(東の端)の町、モントルーで7月に開催されるジャズフェスティバルも見逃せません。モントルー郊外、「ラヴォー地区のブドウ畑」はその美しい風景と伝統あるワインづくりで世界遺産にも登録されています。

ジュネーブ国際空港Aeroport International de Geneveは、鉄道駅とつながっているので、ジュネーブ市街はもちろん、スイス各地へそのまま向かうことができます。

ジュネーブの気候

高度が高いためジュネーブは25℃以上の暑さになることは滅多にありません。
冬には氷点下以下の気温まで落ち込み、多くの旅行者は一般的に10月から4月のスキーシーズンにやってきます。

スイスのお水事情

ジュネーブは穏やかな気候のおかげで、年中観光客に人気があります。
7月から9月の夏が一番の繁忙期で、この時期気温は平均25度くらい、雨は余り降りません。冬は11月頃からで、4月の雪解けまで続きますが、冬の間でも気温が零度以下になることはほとんどありません。

スイスのトイレ事情

スイスのトイレ事情は、日本と同等レベルにあるといえます。
レストランのトイレや公衆トイレは、清潔なので安心して利用できます。
駅構内などのトイレは、一部有料のものもありますので、利用する前は確認しましょう。
また、デパートのトイレを使用する際には、専用のコインが必要な場合があります。

スイスの言語

スイスには4つの公用語があります。
公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語とロマンシュ語で、人口の約4分の3がドイツ語を標準的に話しています。

ジュネーブはフランス語圏です。

スイス旅行の費用予算

スイスの物価は日本と他のヨーロッパ諸国より高めで、2010年のマーサー世界生計費調査による、海外駐在員が選ぶ物価の高い都市ランキングでは、ジュネーブが5位、チューリッヒが8位となっています。
航空費は、直行便か乗り継ぎ、航空会社、出発時間、シーズン、現地の滞在日数によって大幅に変わり、安いものだと(乗り継ぎ必須)8万円前後で往復できます。乗り継ぎ無しの直行便では、一般的に15万円~25万円前後です。

祝日

2013年
1月1日 新年
4月6日 ※聖金曜日(3月29日)
4月8日 ※復活祭(3月31日)
4月9日 ※復活祭翌日の月曜日(4月1日)
5月17日 ※キリスト昇天祭(5月9日)
5月27日 ※聖霊降臨祭(5月19日)
5月28日 ※聖霊降臨祭翌日の月曜日(5月20日)
6月7日 ※聖体節
8月1日 建国記念日
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー

入出国・ビザ・バスポート

入国審査ゲートでパスポートとあらかじめ記入しておいた入国カード(スイス出入国カード)を提示します。パスポートに入国印を押してもらい、受け取りましょう。特に質問されることはありません。また観光目的の場合、ビザは必要ありません。
パスポートの残存有効期間は基本的に滞在日数以上あればよいのですが、最低3ヵ月残存していることが望ましいです。

○シェンゲン協定
シェンゲン協定とは、EU統合に伴い、ヨーロッパ内の移動の出入国手続きの簡素化を図るために締結された協定です。
これにより、日本など協定加入国以外からの入国は、最初に到着した協定加入国の空港で、入国・税関審査を受けることになりました。

○シェンゲン協定国
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロヴァキア、チェコ、デンマー ク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクの25 カ国

○大使館
【在スイス日本大使館(ジュネーブ)】
Japanische Botschaft
住所 Engestrasse 53, 3012 Geneva
TEL(031)3002222 FAX(031)3002255
月~金曜9:00~11:30、14:00~16:30

※日本国内大使館情報
【スイス大使館】
Embassy of Switzerland
URL:http://www.eda.admin.ch/eda/en/home/reps/asia/vjpn/embjpn.html
住所:〒106-8589 東京都港区南麻布5-9-12
電話:03-3473-0121

ジュネーブの代表的な観光スポット

サン・ピエール大聖堂 Cathedrale St. Pierre

サン・ピエール大聖堂は、フランス語圏における宗教改革の中心人物となったカルヴァンの活躍によってジュネーヴが「プロテスタントのローマ」といわれる、その土台となった場所である。殿堂内には、カルヴァンが使用したイス、円陣の彫刻が施された聖職者席などがあり、地下にはヨーロッパ最大級の考古学発掘展示施設もある。
○住所:Cours Saint-Pierre 6
○TEL:(022)3117575
○交通アクセス: バス3番か5番、市電12番でヌーヴ広場下車、旧市街へ坂を上る。もしくは、バス36番でHotel-de-Ville下車。
○開館時間: 6~9月 月~土9:30~18:30、日12:00~18:30
10~5月 月~土10:00~17:30、日12:00~17:30
○料金:塔の入場料CHF4

国際宗教改革博物館 Musee International de la Reforme

国際宗教改革博物館 は、サン・ピエール大聖堂の隣にある博物館で、宗教改革について分かりやすく説明している。また世界各地のさまざまな宗派の賛美歌を聴ける部屋もあるなど、見どころ満載だ。
○住所:Maison Mallet Rue du Cloitre 4
○TEL:(022)3102431
○開館時間火~日10:00~17:00
○料金:CHF10。サン・ピエール大聖堂の塔と地下室に入れる共通チケットCHF16

パレ・デ・ナシオン Palais des Nation (ONU)

パレ・デ・ナシオン は、ニューヨークに本部がある国連のヨーロッパ本部。重要な国際会議が多く開かれる。
内部はガイドツアーに参加して見学することができる。内部に飾られた加盟国からの寄贈の品々は見ものだ。
○住所:Kramgasse
○TEL: 0313120091

美術・歴史博物館 Musee d'Art et d'Histoire

美術・歴史博物館は、スイス人アーティストの重要作品を集めたジュネーヴでまず最初に訪れたい博物館。1階は考古学コーナーで、2階が美術館になっている。15世紀から20世紀までのスイスの画家たちの重要コレクションがあり、ホドラーのレマン湖の風景画、タンゲリー、ジャコメッティなどの作品を多数展示していて、エジプト・ギリシア文明の美術品も多い。サン・ピエール大聖堂の美術品の多くも、ここに保管展示されている。
○住所:Rue Charles-Galland 2

○交通アクセス: バス3、5番でAthenee、36番でSaint-Antoine下車。
○TEL: (022)4182600
○開館時間: 10:00~17:00
○定休日:月曜日
○料金:無料(特別展示のみCHF5)

アリアナ美術館 Musee Ariana

アリアナ美術館 は、国連ヨーロッパ本部のすぐ裏側にある、陶磁器ガラス美術館。館内には、歴史的にも貴重な陶磁器やガラスなどが、中世から現代のものまでおよそ2万点も並んでいて、コレクション数はヨーロッパ最大。
○住所:Ave. de la Paix 10
○交通機関:バス8番、F、V、ZでAppia下車。
○TEL: (022)4185450
○開館時間:  10:00~17:00
○定休日:月曜
○料金:無料

パティック・フィリップ時計博物館 Patek Philippe Museum

パティック・フィリップ時計博物館は、ヨーロッパの貴重な時計コレクションがある高級時計の老舗ブランド、パティック・フィリップの時計博物館。館内は、4つの展示フロアに分かれていて、2階では約500点にも及ぶ16~19世紀のオールドコレクションと1階にある1839年から今日までのパティック・フィリップ・コレクションを見学することができる。
○住所:Rue des Vieux-Grenadiers 7
○アクセス:バス1、4番でEcole de Mecineまたは市電12、13番でPlainpalais下車。
○TEL:(022)8070910
○開館時間:火~金14:00~18:00、土10:00~18:00
○定休日:日・月
○料金:CHF10(18歳未満無料)

ジュネーブのおすすめグルメ

スイス料理

スイスは人口比で、レストランに付くミシュランの星の数が世界一多く、ドイツ語圏はソーセージ、イタリア語圏ではピザやパスタが中心になるなど、周辺の食文化の影響を受けた多彩な郷土料理を楽しむことができます。

○チーズフォンデュ
チーズフォンデュは、スイスの郷土料理の代表格。
とろとろに溶かした鍋の中のチーズに、サイコロ型に切ったパンを絡めて食べます。

○オイルフォンデュ
「チーズは苦手」という人におすすめなのが、このオイルフォンデュ。
鍋の中にオイルを入れて熱し、串に刺した牛ヒレ肉を入れて数種類のソースの中から好みのものをつけて食べます。

○ブラートヴルスト
ブラートヴルストは、スイスのドイツ語圏を代表する郷土料理で焼いたソーセージのことです。
熱々のソーセージにマスタードとブランウンソースをかけ、付け合せにはフライドポテトやレシュティが一般的です。冷たいビールと相性抜群です。

○フィレ・ド・ベルシュ
フィレ・ド・ベルシュは、フランス語圏、特にレマン湖地方の名物が「フィレ・ド・ペルシュ」と呼ばれる白身の魚料理で、で獲れる小さなペルシュをムニエルかフライにしたものです。

○スイスチーズ
スイスのチーズと言えば、穴空きチーズで有名なエメンタールや、チーズフォンデューで使うグリュイエールチーズが有名です。
どちらも硬質のチーズで、フォンデュなどチーズ料理にも使われますが、軟質のチーズとしてはヴァシュラン・モンドールがおすすめ。そのまま食べても美味しいですが、チーズに白ワインをかけてオーブンで焼き、ポテトにかけて味わうのが伝統の食べ方です。

スイスのスイーツ

○エンガディナー・ヌストルテ
エンガディナー・ヌストルテは、くるみとキャラメルがぎっしり詰まったタルトです。
有名なのが、サンモリッツの村の中心にある「カフェ・ハンゼルマン」のタルト。
オードリー・ヘップバーンもサンモリッツ滞在中はこの店によく来ていたそうです。
○ツーガーキルシュトルテ
ツーガーキルシュトルテは、サクランボの蒸留酒、キルシュをたっぷり使ったケーキです。

ジュネーブのおすすめレストラン

ジュネーブでは名物のソーセージや肉料理の盛り合わせ、短冊切りにしたポテトをベーコンなどと炒めて卵を加えたレシュティRostiの付け合わせが有名です。

オーベルジュ・デ・サヴィエース Auberge de Saviese

オーベルジュ・デ・サヴィエースは、スイス家庭料理のお店です。
スイスらしい木製の店内で、ラクレット(小)CHF6、チーズフォンデューCHF23などが食べられます。観光客にも地元の人にも人気のお店なので、ディナーの際は早めに予約をしましょう!
○住所:20 R. des Paquis
○TEL:(022)7328330
○営業時間:月~金10:30~15:00、19:00~23:30、土・日19:00~24:00

カフェ・ド・パリ Cafe de Paris

カフェ・ド・パリ は、地元の人たちにも人気がある、お昼時には大勢の客でにぎわっているお店です。
ビーフステーキに特製チーズをかけたEntrecote Cafe de Parisはサラダ、フライドポテト、パン、チーズソースのおかわり付きでCHF41です。
○住所:26 R. du Mont-Blanc
○TEL:(022)7328450
○営業時間:8:00~24:00
○定休日:イースターとクリスマス

エノテカ Enoteca

エノテカ は、ローヌ川を眺めながら、ワインやタパスを楽しめるバル風のワインバーです。フュージョン料理のタパスは3種類でCHF15、1種類だとCHF6~8です。ワインもグラス平均CHF6~8とリーズナブルです。
○住所:19 Rue du Rhone
○TEL:(022)7890189
○営業時間:月~金12:00~23:00、土17:00~22:00

コトブキ Kotobuki(寿)

コトブキ Kotobukiは、ジュネーヴ駐在の日本人にも人気の日本料理店です。ランチの日替わり御膳は、CHF23~で、季節のメニュー(9品)はCHF80です。寿司や創作料理があり、日本酒の有名銘柄も揃っています!
○住所:23 Rue du Fort-Barreau
○TEL:(022)7403080
○営業時間:月~金12:00~14:00、19:00~22:00
○定休日: 土・日、祝日
○クレジットカード: マスター VISA

ミヤコ(都) Miyako

ミヤコ(都) 目の前で焼く鉄板焼きテーブルがある日本料理のお店です。寿司定食CHF59、刺身定食CHF56。味は現地の人向けにアレンジされています。人気があるので、予約をしていきましょう。
○住所:11, Sue de Chantepoulet
○TEL:(022)7380120
○営業時間:12:00~14:00、19:00~22:30
○定休日: 日、祝日

 

ジュネーブのエンターテイメント

スイスのおすすめエンターテインメントをご紹介します。ミュージカル、コンサート、ライブハウスの情報や、エステやスパで癒しを体験など、旅を楽しむテーマに厳選してお届けいたします。

ジュネーブ ショッピング:スウォッチ Swatch

スウォッチ Swatchは、スイスみやげの定番、スウォッチのオンリーショップです。コルナヴァン駅やモン・ブラン通りにも店舗があり、コルナヴァン駅のものは日曜もオープンしていて、いつも多くの人で賑わっています。
○住所:40, Rue du Marche
○TEL:(022)3114542
○営業時間:月~水9:00~19:00(木~20:00、金~19:30、土~18:00)
○定休日:日

ジュネーブ ショッピング:ジャン・ケン・ポイ Jan Ken Poi

ジャン・ケン・ポイ Jan Ken Poiは、ジュネーヴ大学のそばにある、アーティストやデザイナーが手がける雑貨やアート作品を置いているお店です。
壁一面40cm四方の小さなボックスで埋められ、クリエーターたちが作品を販売しています。ジュネーヴ大学のそばにあり、おしゃれでユニークなものが多いです。
○住所:Rue Ecole de Medecine 11
○TEL:(022)3450090
○営業時間:水~金14:00~18:30(土~17:00)
○定休日:日~火

ジュネーブ ショッピング:デュ・ローヌ Du Rhone

デュ・ローヌ Du Rhoneは、1875年創業の高級チョコレートのお店です。
色々な高級チョコレートが陳列されていて、見ているだけでも楽しいです。普通のチョコレートに比べたら割高ですが、とにかく美味しいと有名です。お土産にぴったり♪
量り売り以外にもバスケットに入ったセットなどもあり、奥にはカフェスペースがあります。
○住所:3, Rue de la Confederation
○TEL:(022)3115614
○営業時間:月~金7:30~18:30、土8:00~17:00
○定休日:日

おすすめのお土産

スイスのお土産は、時計やオルゴール、チョコレートなどが定番です。

○食べ物

・チョコレート:ミルクチョコレート初めて作ったのはスイスといわれ、お土産の定番品。
・郷土菓子:地域限定品など、一般のお土産やでは手に入らないものもある。
・チーズ:チーズ工房に隣接するショップでは、日本では味わえないよう物に出会える。
・スイスワイン:スイスのワインは生産量が限られているため、ほとんど輸出されていないので、買う価値ある。

○コスメ・アクセサリー

・時計:時計といえばスイス。ロレックス、オメガなどの日本未発売モデルが手に入ります。
・自然化粧品:スイスの自然が生み出す、スキンケア商品は日本でも人気です。
・カウベル:スイスの伝統的、民芸品の一つです。

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