ベルン(Bern)
ベルン(Bern)
都市の魅力
ベルンではエレガントにショッピング、ダイニングやナイトライフを楽しむことができます。旧市街はレンガ色をした三角屋根の建物が軒を連ねる、趣ある街並みで、その中に大聖堂、時計塔、市庁舎、牢獄塔といった見どころがたくさんあります。
また、アインシュタインが相対性理論を創始した家やベルン美術館、スイスアルプス博物館などの名所は必見です!
基本情報
スイスは、西にフランス、北にドイツ、東にオーストリア、南にイタリアと国境を接していて、ヨーロッパで一番高い山、滝、緑の牧草地の側の湖があります。美しい山脈、人口700万人が住む裕福な国で、生活水準が高いことで有名です。
また、洗練されたスキーリゾート、高級腕時計、とろけそうなくらいおいしいチーズやチョコレートは、スイス文化のトレードマークです。ベルン旧市街、聖ガル修道院、修道院図書館、ミュスタイアの聖ヨハネ・ベネディクト会修道院はユネスコ世界遺産に認定されています。交通は、チューリッヒを拠点にスイス全土を網羅する鉄道路線、主要都市部には市バスとトラム(路面電車)がくまなく運行しています。
ベルンの観光地
900年以上もの歴史をもつ古い街ベルンは1848年以来スイスの首都であり政治の中心地となっています。
美術館・博物館が多いなかで、歴史博物館やスイスアルプス博物館などテーマを絞ったものが充実しています。
ベルンの名がかつて周囲に生息していた熊に由来することから、熊が街のシンボルとされていて、熊の像が建っていたり熊公園があったりします。
ベルンの気候
スイスの南部は「地中海性気候」の影響で温暖、北部は「海洋性気候」で最高気温と最低気温の差が少なく、過ごしやすいのが特徴です。スイスは出掛ける場所によって気候が異なるので、事前によく確認をしておきましょう。
また、スイスのベストシーズンは6~8月の夏で、この時期はアルプス山脈の高山植物が咲き始めます。
観光のオフシーズンは春(4月から5月)もしくは秋(9月から10月)で、それらの季節はホテルやリゾートホテルのスペシャルプロモーションが利用できます。
スイスのお水事情
チューリッヒは穏やかな気候のおかげで、年中観光客に人気があります。
7月から9月の夏が一番の繁忙期で、この時期気温は平均25度くらい、雨は余り降りません。冬は11月頃からで、4月の雪解けまで続きますが、冬の間でも気温が零度以下になることはほとんどありません。
スイスのトイレ事情
スイスのトイレ事情は、日本と同等レベルにあるといえます。
レストランのトイレや公衆トイレは、清潔なので安心して利用できます。
駅構内などのトイレは、一部有料のものもありますので、利用する前は確認しましょう。
また、デパートのトイレを使用する際には、専用のコインが必要な場合があります。
スイスの言語
スイスには4つの公用語があります。
公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語とロマンシュ語で、人口の約4分の3がドイツ語を標準的に話しています。
スイス旅行の費用予算
スイスの物価は日本と他のヨーロッパ諸国より高めで、2010年のマーサー世界生計費調査による、海外駐在員が選ぶ物価の高い都市ランキングでは、ジュネーブが5位、チューリッヒが8位となっています。
航空費は、直行便か乗り継ぎ、航空会社、出発時間、シーズン、現地の滞在日数によって大幅に変わり、安いものだと(乗り継ぎ必須)8万円前後で往復できます。乗り継ぎ無しの直行便では、一般的に15万円~25万円前後です。
祝日
2013年
1月1日 新年
4月6日 ※聖金曜日(3月29日)
4月8日 ※復活祭(3月31日)
4月9日 ※復活祭翌日の月曜日(4月1日)
5月17日 ※キリスト昇天祭(5月9日)
5月27日 ※聖霊降臨祭(5月19日)
5月28日 ※聖霊降臨祭翌日の月曜日(5月20日)
6月7日 ※聖体節
8月1日 建国記念日
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー
入出国・ビザ・バスポート
入国審査ゲートでパスポートとあらかじめ記入しておいた入国カード(スイス出入国カード)を提示します。パスポートに入国印を押してもらい、受け取りましょう。特に質問されることはありません。また観光目的の場合、ビザは必要ありません。
パスポートの残存有効期間は基本的に滞在日数以上あればよいのですが、最低3ヵ月残存していることが望ましいです。
○シェンゲン協定
シェンゲン協定とは、EU統合に伴い、ヨーロッパ内の移動の出入国手続きの簡素化を図るために締結された協定です。
これにより、日本など協定加入国以外からの入国は、最初に到着した協定加入国の空港で、入国・税関審査を受けることになりました。
○シェンゲン協定国
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロヴァキア、チェコ、デンマー ク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクの25 カ国
○大使館
【在スイス日本大使館(ベルン)】
Japanische Botschaft
住所 Engestrasse 53, 3012 Bern
TEL(031)3002222 FAX(031)3002255
月~金曜9:00~11:30、14:00~16:30
※日本国内大使館情報
【スイス大使館】
Embassy of Switzerland
URL:http://www.eda.admin.ch/eda/en/home/reps/asia/vjpn/embjpn.html
住所:〒106-8589 東京都港区南麻布5-9-12
電話:03-3473-0121
ベルンの代表的な観光スポット
時計塔(Zeitglockenturm)
時計塔は、メインストリートのど真ん中で1218年から時を刻んできた。
ツィットグロックの愛称で市民に親しまれていて、当時はここが町の西の端で、この塔が正門だったという。
天文時計と仕掛け時計は1530年の作で、毎時56分から動き出すのでぜひ見てみよう。
○開館時間:5~12月の毎日 14:30~15:15
○料金:CHF12、スイスパスで20%割引き(チケットはiにて購入できます)
アインシュタインの家(Einstein-Haus)
アインシュタインが24歳のときにミレーバと結婚し、特許局に勤めながら居を構えたのが、ベルン中心にあるこの家で、ここに住んでいた3年間に数々の革命的な論文を発表した。アインシュタインがいなければ、コンピューターも、レーザーも、原子爆弾すら生まれなかったという説があるほど。入口は小さいので分かりにくいが、時計塔から東へ200m行った右側のアーケードに看板がある。
○住所:Kramgasse
○TEL: 0313120091
○開館時間:毎日10:00~17:00
○定休日:12月下旬~1月、2月、3月の日曜日、イースターの日曜日、聖霊降臨祭
○料金:CHF6 、スイスバスで25%割引
ベルン歴史博物館(Historisches Museum Bern)
ベルン歴史博物館は、スイス全土から世界史まで多岐にわたる資料を集めていて、大聖堂の最後の審判の彫刻のオリジナルもここにある。また、石器時代の壺、中世の彫像やタスペトリー、ハプスブルクの宝物、アメリカンインディアンの工芸品、日本の仏像などアジア各国の仏教美術館、古代エジプトの品などを貯蔵している。
またアインシュタイン博物館も併設している。
○住所:Helvetiaplatz
○TEL:0313507717
○開館時間:10:00~17:00
○定休日:月曜日(祝日の場合はオープン)
○料金:CHF13 、スイスバスで有効
ベルン美術館
ベルン美術館は、スイス屈指の美術館で、絵画、彫刻、3000点、写真など5万余点を収蔵している。
ホドラー、アンカーなどスイスの作家はもちろん、シュールレアリズムやキュービズムなどの作品も世界から集められている。
○住所:Hodlerstrasse
○TEL:0313280944
○開館時間: 火曜10:00~21:00/水~日曜10:00~17:00
○定休日:月曜
○料金:CHF13、スイスバス有効
クマ園 Barenpark
クマ園では、ベルンのシンボルであるクマが見られる。
6000㎡の敷地は森に囲まれており、見学者は川岸に沿って続く小道とテラスから、広々とした敷地でのんびりと暮らすクマを見ることができる。
○住所:Tierparkweg 1
○アクセス:駅前やメインストリートの各バスストップから12番Schosshalde行きでBarengraben下車
○TEL:03135711515
○開館時間:24時間
○定休日:無休
○料金:無料(寄付歓迎!)
バラ園 Restaurant Rosengarten
バラ園では、18世紀に墓地だった高台を1913年に公園に改装したもので、223種類、約1800本のバラを見ることができる。アイリス200種、ツツジやアザレアの仲間28種も揃っている。
○住所:Alter Argauer-stalden 31 b
○TEL:0313313206
○開館時間:3~11月9:00~24:00
○料金:無料
スイスアルプス博物館
スイスアルプス博物館は、ベルン歴史博物館の斜め前にあるミニ博物館で、アルプスの絵画、地図、山奥でなんとか命をつないでいる野生動物の剥製などがある。スキーの歴史コーナーもある。
○住所:Helvetiaplatz 4
○開館時間:月14:00~17:30/火~日曜10:00~17:30(祝日は変動あり)
○定休日:3/10、11/22
○料金:CHF12
通信博物館
通信博物館は、Body Languageに始まる人と人とのコミュニケーション手段にスポットをあてた珍しい博物館で、50万点に及ぶ切手のコレクションが有名である。テレビやラジオといったメディアやインターネットのコーナーも充実している。
子どもから大人まで1 日中楽しめる。
○住所:Helvetiastrasse 16
○TEL:0313575555
○開館時間:火~日曜10:00~17:00
○定休日:月曜日
○料金:CHF12
ベルンのおすすめグルメ
スイス料理
スイスは人口比で、レストランに付くミシュランの星の数が世界一多く、ドイツ語圏はソーセージ、イタリア語圏ではピザやパスタが中心になるなど、周辺の食文化の影響を受けた多彩な郷土料理を楽しむことができます。
○チーズフォンデュ
チーズフォンデュは、スイスの郷土料理の代表格。
とろとろに溶かした鍋の中のチーズに、サイコロ型に切ったパンを絡めて食べます。
○オイルフォンデュ
「チーズは苦手」という人におすすめなのが、このオイルフォンデュ。
鍋の中にオイルを入れて熱し、串に刺した牛ヒレ肉を入れて数種類のソースの中から好みのものをつけて食べます。
○ブラートヴルスト
ブラートヴルストは、スイスのドイツ語圏を代表する郷土料理で焼いたソーセージのことです。
熱々のソーセージにマスタードとブランウンソースをかけ、付け合せにはフライドポテトやレシュティが一般的です。冷たいビールと相性抜群です。
○フィレ・ド・ベルシュ
フィレ・ド・ベルシュは、フランス語圏、特にレマン湖地方の名物が「フィレ・ド・ペルシュ」と呼ばれる白身の魚料理で、で獲れる小さなペルシュをムニエルかフライにしたものです。
○スイスチーズ
スイスのチーズと言えば、穴空きチーズで有名なエメンタールや、チーズフォンデューで使うグリュイエールチーズが有名です。
どちらも硬質のチーズで、フォンデュなどチーズ料理にも使われますが、軟質のチーズとしてはヴァシュラン・モンドールがおすすめ。そのまま食べても美味しいですが、チーズに白ワインをかけてオーブンで焼き、ポテトにかけて味わうのが伝統の食べ方です。
スイスのスイーツ
○エンガディナー・ヌストルテ
エンガディナー・ヌストルテは、くるみとキャラメルがぎっしり詰まったタルトです。
有名なのが、サンモリッツの村の中心にある「カフェ・ハンゼルマン」のタルト。
オードリー・ヘップバーンもサンモリッツ滞在中はこの店によく来ていたそうです。
○ツーガーキルシュトルテ
ツーガーキルシュトルテは、サクランボの蒸留酒、キルシュをたっぷり使ったケーキです。
ベルンのおすすめレストラン
ベルンでは名物のソーセージや肉料理の盛り合わせ、短冊切りにしたポテトをベーコンなどと炒めて卵を加えたレシュティRostiの付け合わせが有名です。
ハーモニー Harmonie
ハーモニーは1世紀の歴史を誇るカフェレストランです。
日替わりのランチメニューは、サラダとメインディッシュでCHF18.50です。
とても人気のお店なので、夜は必ず予約をしましょう。
○住所:Hotelgasse 3
○TEL:03131311141
○営業時間:8:00~23:00
○定休日:土・日
モレソン Moleson
モレソンは、ヴァイセンハウス広場近くにあるスイス・フランス料理のお店です。
アンティーク家具で上品にとりまとめられた店内、そして家庭的な雰囲気とさりげないサービスが心地よい素敵なお店。
○住所:Aarbergerasse 24, 3011 Bern, Switzerland
○TEL:031 311 44 63
○営業時間:11:30~14:30、18:00~23:30(月~金)、18:00~23:30(土)
○定休日:日
○メニュー英語表記あり
ベーレングラーベン Baengraben
ベーレングラーベンは、クマ園の近くにある、観光客だけでなく、地元の人にも人気のお店です。
豚足の煮込みや、スタッフド・キャベツなど、伝統的でベーシックなものが多いです。
○住所:Grosse Muristalden
○TEL:03133144218
○営業時間:月~金7:00~24:00/土・日8:00~24:00
ベルンのエンターテイメント
スイスのおすすめエンターテインメントをご紹介します。ミュージカル、コンサート、ライブハウスの情報や、エステやスパで癒しを体験など、旅を楽しむテーマに厳選してお届けいたします。
マウンテンスポーツを楽しむ
スイスでは、登山や、氷河登山、スキー、スノーボード、深雪スキー、ヘリスキー、氷河を歩くなど、様々なアクテイビテイーが楽しめます。スイス山岳ガイド協会は登山ルートや山の情報を提供しているので、詳しい情報は観光協会に直接お問い合わせください。
○住所:Schweizerischer Bergfuhrerverband, Hadlaubstrasse 49, 8006 Zurich
チーズのふるさとを訪ねる
大きな穴の開いたエメンタールチーズの産地としても知られているアフォルテルンAffolternの村にはエメンタールチーズの工場があります。レストランではチーズフォンデュを味わうことができ、観光客にとても人気です。
中庭には、大きな屋根が特徴的なエメンタール独自の農家も残されています。
○エメンタールチーズ
エメンタールチーズは、「チーズの王様」とも呼ばれる穴があいている硬質チーズ。
直径1m、重さ100㎏のチーズを作るのに約1200?の牛乳が必要です。
6~8週間の熟成過程で発生する炭酸ガスで、独自の穴ができます。チーズフォンデュによく使われています。
■チーズ工場
○TEL:0344351611
○営業時間:8:30~18:30
○定休日:無休
○料金: 無料