バーゼル(Basel)

バーゼル(Basel)
都市の魅力

スイス北西端のライン河上流にあたるバーゼルはスイスを代表する旅行先の一つで、数々の観光名所があります。北はシュヴァルツヴァルト(黒い森)、西はアルザス地方で、文化の交差点として中世の時代から文化や芸術が栄えた都市としても有名です。ヘルツォーク&ムーロンやマリオ・ボッタなど世界で活躍する近代建築家の作品や現代美術のギャラリーやプロジェクトが多いのも特徴のひとつです。

基本情報

バーゼルは、周囲をフランスとドイツに囲まれ三国国境地点となっています。スイスのラインラント地方の玄関口であり、スイスのジュラ山脈、フランスのヴォージュ山脈、そしてドイツのブラックフォレストに接しています。人口は19万で、町の中心を雄大なライン川が流れ、その北側には春の宝飾時計見本位で有名な国際見本位会場、南側には旧一街地が広がります。有名な宝飾時計見本市「バーゼルフェア」などの展示会、メッセや国際会議が多く開催されています。

バーゼルの市内交通はバーゼル市交通局(BVB:Basler Verkehrs-Betriebe)によって運営されているバス(トロリーバス含む)14路線とトラム13路線があり、料金はゾーン+時間制、チケットは停留所の券売機、中央駅などのチケット窓口で購入できます。バーゼル市内のバス・トラムは、乗車時に有効なスイスパス、スイスフレキシーパス、スイスユースパスをお持ちであればフリーパスで乗車ができます。

バーゼルの観光地

バーゼルではハイキングや登山など多数のスポーツアクティビティが楽しめ、素晴しい赤砂岩の大聖堂や市庁舎など市内には歴史的に重要な建物や記念物などの多くの見所があります。また、トレンディーショップやブティック、素晴らしいレストランがたくさんあり、ホテル宿泊施設も豊富で、5つ星から安いロッジまで幅広く揃っています。

バーゼルの気候

スイスはアルプス山脈が国内を南北に分断しているため、地域や標高により気候が異なります。一般的に南部は「地中海性気候」の影響で温暖、北部は「海洋性気候」で最高気温と最低気温の差が少なく、過ごしやすいです。バーゼルの気候は、国内でも温暖な場所の方で、冬は大体温和で、夏はとても暖かかったり不快なほど暑くなったりします。

スイスのお水事情

バーゼルは穏やかな気候のおかげで、年中観光客に人気があります。
7月から9月の夏が一番の繁忙期で、この時期気温は平均25度くらい、雨は余り降りません。冬は11月頃からで、4月の雪解けまで続きますが、冬の間でも気温が零度以下になることはほとんどありません。

スイスのトイレ事情

スイスのトイレ事情は、日本と同等レベルにあるといえます。
レストランのトイレや公衆トイレは、清潔なので安心して利用できます。
駅構内などのトイレは、一部有料のものもありますので、利用する前は確認しましょう。
また、デパートのトイレを使用する際には、専用のコインが必要な場合があります。

スイスの言語

スイスには4つの公用語があります。
公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語とロマンシュ語で、人口の約4分の3がドイツ語を標準的に話しています。

バーゼル住民はバーゼルドイツ語又はBaseldytschとして知られている言葉を話し、フランスとの国境が近いため、そのほとんどがフランス語も理解します。

スイス旅行の費用予算

スイスの物価は日本と他のヨーロッパ諸国より高めで、2010年のマーサー世界生計費調査による、海外駐在員が選ぶ物価の高い都市ランキングでは、ジュネーブが5位、チューリッヒが8位となっています。
航空費は、直行便か乗り継ぎ、航空会社、出発時間、シーズン、現地の滞在日数によって大幅に変わり、安いものだと(乗り継ぎ必須)8万円前後で往復できます。乗り継ぎ無しの直行便では、一般的に15万円~25万円前後です。

祝日

2013年
1月1日 新年
4月6日 ※聖金曜日(3月29日)
4月8日 ※復活祭(3月31日)
4月9日 ※復活祭翌日の月曜日(4月1日)
5月17日 ※キリスト昇天祭(5月9日)
5月27日 ※聖霊降臨祭(5月19日)
5月28日 ※聖霊降臨祭翌日の月曜日(5月20日)
6月7日 ※聖体節
8月1日 建国記念日
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー

入出国・ビザ・バスポート

入国審査ゲートでパスポートとあらかじめ記入しておいた入国カード(スイス出入国カード)を提示します。パスポートに入国印を押してもらい、受け取りましょう。特に質問されることはありません。また観光目的の場合、ビザは必要ありません。
パスポートの残存有効期間は基本的に滞在日数以上あればよいのですが、最低3ヵ月残存していることが望ましいです。

○シェンゲン協定
シェンゲン協定とは、EU統合に伴い、ヨーロッパ内の移動の出入国手続きの簡素化を図るために締結された協定です。
これにより、日本など協定加入国以外からの入国は、最初に到着した協定加入国の空港で、入国・税関審査を受けることになりました。

○シェンゲン協定国
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロヴァキア、チェコ、デンマー ク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクの25 カ国

○大使館
【在スイス日本大使館(バーゼル)】
Japanische Botschaft
住所 Engestrasse 53, 3012 Basel
TEL(031)3002222 FAX(031)3002255
月~金曜9:00~11:30、14:00~16:30

※日本国内大使館情報
【スイス大使館】
Embassy of Switzerland
URL:http://www.eda.admin.ch/eda/en/home/reps/asia/vjpn/embjpn.html
住所:〒106-8589 東京都港区南麻布5-9-12
電話:03-3473-0121

バーゼルの代表的な観光スポット

ミュンスター(大聖堂) 

ミュンスターは、ライン川のそばの高台に建つ赤い砂岩のゴシック様式の大聖堂。1356年の地震により垂直になり、後にゴシックとロマネスク様式に立て替えられ、屋根に緑と黄色のタイルが付け加えられた。○TEL:(055)4184488
○開館時間: 夏季(月~土10:00-17:00/日~祝11:30-17:00)
冬季(月~金11:00-16:00/土11:00~17:00日~祝11:00-16:00)
○休館日:1/1、聖金曜日、5/1、8/1、12/24~25
○入場料金:塔の入場CHF4

バーゼル大学

バーゼル大学はスイスで最も古い学究施設の一つで、1460年に創立されピウス2世法王の署名により大学となった。
落ち着いた雰囲気のこのエリアには、3つ残っている市門の中で最も大きいシュパレン問がある。
キャンパスはペーター広場南部に立地し、多くの素敵な建物、特にエラスムス、マーティンルターとツゥイングリの作品と貴重な原稿がある大学図書館などがある。

ラートハウス (市庁舎)

市庁舎は大聖堂と同じく赤砂岩のゴシック様式で、16世紀に建てられた。
現在の姿は19世紀末によるもので、壁面のフレスコ画が美しい。
外側の保護壁には昔の都市ギルドの様子を描いた多くのフレスコ画が飾られている。

タンゲリー美術館

タンゲリー美術館は、バーゼル育ちの世界的な彫刻家ジャン・タンゲリーの作品を集めた美術館です。
館内には古いタイヤや歯車など、直接動かしたり、鳴らしたりできる大小さまざまな作品がゆったりと展示されている。
○住所:Paul Sacher-Anlage2
○TEL: (061)6819320
○開館時間: 火・日11:00~19:00
○定休日:月曜日、1/1、12/25
○料金:CHF15

市立美術館

市立美術館は、ヨーロッパ有数の美術館で、バーゼルに来たら必見。
ホルバインの「墓の中のキリスト」に始まってグリューネヴァルトからエル・グレコ、レンブラント、モネ、セザンヌ、ピカソ、クレーまで、ヨーロッパ絵画の歴史をたどることができる。1日中楽しめることができる。
○住所:St. Alban-Rheinweg60
○TEL: (061)20666262
○開館時間: 火~日11:00~18:00
○休館日:月曜日
○料金:CHF11

 

バーゼルのおすすめグルメ

スイス料理

スイスは人口比で、レストランに付くミシュランの星の数が世界一多く、ドイツ語圏はソーセージ、イタリア語圏ではピザやパスタが中心になるなど、周辺の食文化の影響を受けた多彩な郷土料理を楽しむことができます。

○チーズフォンデュ
チーズフォンデュは、スイスの郷土料理の代表格。
とろとろに溶かした鍋の中のチーズに、サイコロ型に切ったパンを絡めて食べます。

○オイルフォンデュ
「チーズは苦手」という人におすすめなのが、このオイルフォンデュ。
鍋の中にオイルを入れて熱し、串に刺した牛ヒレ肉を入れて数種類のソースの中から好みのものをつけて食べます。

○ブラートヴルスト
ブラートヴルストは、スイスのドイツ語圏を代表する郷土料理で焼いたソーセージのことです。
熱々のソーセージにマスタードとブランウンソースをかけ、付け合せにはフライドポテトやレシュティが一般的です。冷たいビールと相性抜群です。

○フィレ・ド・ベルシュ
フィレ・ド・ベルシュは、フランス語圏、特にレマン湖地方の名物が「フィレ・ド・ペルシュ」と呼ばれる白身の魚料理で、で獲れる小さなペルシュをムニエルかフライにしたものです。

○スイスチーズ
スイスのチーズと言えば、穴空きチーズで有名なエメンタールや、チーズフォンデューで使うグリュイエールチーズが有名です。
どちらも硬質のチーズで、フォンデュなどチーズ料理にも使われますが、軟質のチーズとしてはヴァシュラン・モンドールがおすすめ。そのまま食べても美味しいですが、チーズに白ワインをかけてオーブンで焼き、ポテトにかけて味わうのが伝統の食べ方です。

スイスのスイーツ

○エンガディナー・ヌストルテ
エンガディナー・ヌストルテは、くるみとキャラメルがぎっしり詰まったタルトです。
有名なのが、サンモリッツの村の中心にある「カフェ・ハンゼルマン」のタルト。
オードリー・ヘップバーンもサンモリッツ滞在中はこの店によく来ていたそうです。
○ツーガーキルシュトルテ
ツーガーキルシュトルテは、サクランボの蒸留酒、キルシュをたっぷり使ったケーキです。

バーゼルのおすすめレストラン

バーゼルでは名物のソーセージや肉料理の盛り合わせ、短冊切りにしたポテトをベーコンなどと炒めて卵を加えたレシュティRostiの付け合わせが有名です。

サフラン・ツンスト

サフラン・ツンストの名物はフォンデュ・バッカス。
1人前CHF54で、2人前から注文できます。地元の人にも人気なので、夜は予約をしましょう。
○住所:Gerbergasse11
○TEL:(061)26999494
○営業時間:9・6月 月~土10:00~24:00/7・8月 月~金18:00~24:00(夏季休業あり)

 

バーゼルのエンターテイメント

スイスのおすすめエンターテインメントをご紹介します。ミュージカル、コンサート、ライブハウスの情報や、エステやスパで癒しを体験など、旅を楽しむテーマに厳選してお届けいたします。

テディベアや人形が好きな人におすすめ
Puppenhausmuseum

プッペンハウスは、歴史博物館のすぐ近くにある地下1階、地上4階建ての人形の博物館。
大きいケースにくまのぬいぐるみがずらっと並ぶ。ほかにもミニチュアのドールハウスや日本のひな人形なども置いてある。
○住所:Steinenvorstadt
○TEL:(061)2259595
○営業時間:毎日10:oo~18:00
○定休日:カーニバルの3日間、12/25
○料金:CHF7

バーゼルの現代建築巡り

バーセル市内には、有名建築家たちが手がけた建築美術館がいくつかあります。
そのほとんどが旧市街地からやや離れているので、トラムやバスなどを使いながら、効率的に回りましょう♪
○国際決済銀行:ボッタ独特の円形、ストライプのフォルムが美しい
○国際見本市会場:31階建てで、スイスで最も高い移住建築。
○タンゲリー美術館:マリオ・ボッタが手がけたもの。

★お得なカード

バーゼルのホテルに滞在すると、滞在期間中バーゼル市内(Zone10,11,13)のトラム・バスが無料になるMobility Ticketをもらえます!

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