クラクフ(Cracow)

クラクフ(Cracow)
都市の魅力

クラクフは、ポーランドの古都です。世界遺産に登録されている旧市街地を始め、城や城壁、教会、中央市場広場など中世の美しい街並みや歴史的建造物を見ることができます。また、美術館や博物館、岩塩採掘場、洞窟、クラクフ市街を一望できる小さな山など、様々な観光スポットが存在します。

基本情報

クラクフは、17世紀初めまでポーランドの首都でした。ポーランドの工業・文化の中心地であり、中央ヨーロッパの文化の中心とも言われています。第二次世界大戦中、ポーランドの多くの都市が破戒される中、クラクフは戦災を免れたため、今でも中世の美しい街並みを見ることができます。旧市街地や中央市場広場、城や城壁、教会、美術館や博物館、岩塩採掘場、洞窟や山など見どころが多い都市でもあります。クラクフ市街から西へ18kmのところにはバリツェ国際空港(ヨハネ・パウロ2世・クラクフ-バリツェ国際空港)があります。交通機関としては、市バス、トラム、タクシー、鉄道があります。

クラクフの観光地

クラクフでは、旧市街地や中央市場広場、織物会館、ヴァヴェル城や旧王宮、フロリアンスカ門、聖マリア教会など、中世の美しい街並みや歴史的建造物を見ることができます。他にも、国内最古の美術館であるチャルトリスキ美術館や、ポーランドの軍服や武器、装飾芸術、ポーランド美術、特別展などを見ることができるクラクフ国立博物館本館などの観光スポットも存在します。また、ヴィエリチカ岩塩採掘場を見学できるツアーや、ヴァヴェル城近くにある竜の洞窟、クラクフ市街を一望することができる標高333mの小さな山など、自然と触れ合うことができる観光スポットがあるのも魅力です。

クラクフの気候

日本のように四季がありますが、一年を通して日本より気温が5~10度程低いです。6~8月が夏で、気温も日本の夏よりは低く、湿度も低いため過ごしやすいです。8月末から秋に入っていき、10月頃には雪が降り始めます。10~3月は平均気温が10度以下で、零下になる日もあるのでダウンジャケットやマフラーが必要です。春と秋は短く、朝晩の気温差が激しいので、夜はセーターやジャケットがあると良いでしょう。また、夏は降水量が多いので、雨具を持ち歩くことをおすすめします。

クラクフの代表的な観光スポット

旧市街地

バルバカンからフロリアンスカ門をくぐるとショップやカフェ、レストランなどが建ち並ぶ旧市街地に入ります。フロリアンスカ通りを直進していくと中央市場広場に着きます。広場の広さは約4万㎡で、中世から残る広場としては最大規模を誇っています。広場には、織物会館や聖マリア教会、クラクフ最古の聖ヴォイチェフ教会などがあり、クラクフで最も古い建物や、中世の美しい建造物などを見ることができます。

中央市場広場
○住所:Rynek Glowny 1/3
○TEL:12-433-7310
○開放時間 9:00~19:00

織物会館

中央市場広場の中央に建つルネッサンス様式の織物会館(織物取引所)は、一階が民芸品やアクセサリー、革製品などを販売しているショップが並ぶお土産屋、二階はポーランド絵画ギャラリーになっている国立美術館です。昔、衣服や布地の交易所であったことから織物会館と呼ばれています

○住所:Rynek Glowny 1/3
○TEL:12-422-1166

聖マリア教会

1222年に建造されたゴシック様式の大きな教会です。建物だけでなく、ステンドグラスや飾られている芸術品、国宝に指定されているヴィオット・ストウオシ祭壇が聖堂内を美しい空間に作りあげています。かつてモンゴルがクラクフを襲った際、この教会の塔の上からラッパを吹き、危険を知らせたが、ラッパを吹き終わらないうちにラッパ吹きが殺されてしまったことから、そのことを悼んで今でも毎時刻にラッパが吹かれています。

聖マリア教会
 ○住所:Rynek Glowny 4
 ○TEL:12-422-0521
 ○営業時間:月~土 11:30~18:00、日・祝 14:00~18:00
 ○料金:大人 6zl、子供 3zl

聖マリア教会の塔
 ○営業時間:9:00~11:30、13:00~17:30
  ※月・水・金・日と10~4月は休み。
 ○料金:大人5zl、子供 3zl

旧市庁舎の塔

中央市場広場の真ん中にそびえ立つこの塔は、元々は旧市庁舎の建物があったのだが、1820年にこの塔の部分だけを残して取り壊されました。塔の最上階まで上るとクラクフ市街の眺めを楽しむことができます。

○住所:Rynek Glowny 1
○TEL:12-619-2318
○URL:www.mhk.pl
○営業時間:10:30~18:00 ※11~3月は休み。
○料金:大人8zl、子供 6zl

ヴァヴェル城

ヴァヴェル城はポーランドを代表する歴史遺産です。ヴィスワ川のほとりにあるゴシックルネッサンス様式の城で、11~16世紀までポーランド国王の居城でした。敷地内には、旧王宮、大聖堂、国王の墓などが存在します。ヴァヴェル城内にある各施設には入場制限があるので、午前中に行くなど早めに行くことをおすすめします。

○住所:Wawel 5
○TEL:12-422-5155
○URL:www.wawel.krakow.pl
○開放時間:6:00~17:00

ヴァヴェル城大聖堂

城門をくぐって左にあるのが、ヴァヴェル大聖堂です。元々はゴシック様式で建てられたこの大聖堂ですが、数世紀にわたってルネッサンス様式やバロック様式も加えられ、建築されました。大聖堂のアクセントとなっている金色のドームは、ポーランドにおけるルネッサンス建築の傑作といわれています。この大聖堂では、18世紀まで歴代ポーランド国王の戴冠式が行われていました。また、現在では重要なキリスト教のミサが執り行われることもあります。地下には、墓所が設けられており、ポーランドの歴代国王や英雄、歴史上の人物などが多数埋葬されています。大聖堂の北側にあるジグムント塔にはポーランド最大の鐘がつるされています。

○URL:http://www.katedra-wawelska.pl/
○開放時間:4~9月 月~土 9:00~17:00/日 12:30~17:00
10~3月 月~土 9:00~16:00/日 12:30~16:00 ※祝日は休み
○料金:大人 10zl、子供・学生 5zl
チケット売り場は、大聖堂向かいにある建物の一階奥です

ヴァヴェル城旧王宮

16世紀初めにジグムント王が建てたゴシック様式とルネッサンス様式の複合様式の建物が旧王宮です。内部は博物館となっており、16~17世紀頃を再現した豪華な部屋や家具、ポーランド国王たちの肖像画や、過去の戦争で使われた武器・鎧、ポーランド国王の戴冠式に用いられてきた剣や、フランドル産のタペストリーなど様々な物が展示されています。

○URL:www.wawel.krakow.pl
○開放時間:月 9:30~13:00、火~金9:30~17:00
土・日・祝11:00~18:00 
11~3月の火~土は9:30~16:00、日・祝は10:00~16:00
入場は閉館の1時間前まで。
※11~3月の月曜は休み(王族の私室、宝物・武具博物館、オリエンタル・アートは4~10月の月曜と11~3月の日曜も休み)
○料金:王宮の展示 大人17zl(15zl)、子供・学生 10zl(8zl)
王族の私室(ガイドツアーのみ) 大人24zl(20zl)、子供・学生 18zl(15zl)
宝物・武具博物館 大人17zl(15zl)、子供・学生 10zl(8zl)
オリエンタル・アート 大人8zl(7zl)、子供・学生 5zl(4zl)
ヴァヴェル城遺構 大人8zl(7zl)、子供・学生 5zl(4zl)
※かっこ内は11~3月の料金です。また、王宮の展示とヴァヴェル城遺構は、4~10月の月曜と11~3月の日曜・祝日が無料です

竜の洞窟

ヴァヴェル城の城壁の下にはヴィスワ川が流れていますが、その川べりに近いところにこの竜の洞窟はあります。ヴァヴェル城の高台から、らせん階段を使って洞窟まで下りることができます。洞窟を出たところには、伝説でヴィスワ川に住んでいたとされる竜の像も建てられている。冬の間は閉鎖されていて入場できません。

○開放時間:10:00~17:00(7~8月は~18:00)※11~3月は休み
○料金:3zl

チャルトリスキ美術館

ポーランド最古の美術館です。14~18世紀のヨーロッパ、ポーランド絵画や彫刻、武器、アンティークなど貴重な作品が展示されている。中でも、この美術館の目玉といえるのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「白貂を抱く貴婦人」です。世界に3枚しかないというダ・ヴィンチの油絵ポートレートのうちの1枚という貴重な作品です。

○住所:Sw. Jana
○TEL:12-422-5566
○URL:http://www.muzeum.krakow.pl/
○開館時間:火~土 10:00~18:00、日 10:00~16:00 ※月曜休み
○料金:大人 12zl、子供・学生 6zl ※夏期は日曜無料です

日本美術・技術センター “マンガ”館

著名な日本美術コレクターであった故フェリタス・マンガ・ヤシェンスキ氏が収集した7000点にも及ぶ日本美術コレクションが展示されています。“マンガ”館の“マンガ”というのは、漫画ではなく、このフェリタス・ヤシェンスキ氏のペンネームに入れられいるミドルネームの“マンガ”から来ているそうです。コレクションの中心は4600点の浮世絵で、その他にも日本画、木彫、鎧甲や日本刀などの武具、漆器、着物などが展示されています。また、館内では日本語や書道などのカルチャースクールや、日本の文化を紹介する講義なども行われています。

○住所:M. Konopnickiej 26
○TEL:12-267-2703
○URL:http://www.manggha.krakow.pl/
○開館時間:7~8月 10:00~20:00、9~6月 10:00~18:00 ※月曜休み
○料金:大人 15zl、子供・学生 10zl ※火曜は無料です

コシチュシコ山

クラクフ市街の西郊にある標高333mの小さな山です。トラムの1、2、6番に乗って終点のSalwatorというところで100、101番のバスに乗り換え、終点のKopiec Kosciuszkiで下りれば到着です。このコシチュシコ山は丘の上に作られた要塞であり、教会の中が山頂への入口となっています。山頂からはクラクフ市街を一望することができます。また春夏は、山自体が緑で覆われ、さらに美しい景色を見ることができます。屋上には、眺めの良いオープンカフェも2軒あります。

○住所:al. Waszyngtona 1
○TEL:12-425-1116
○URL:http://www.kopieckosciuszki.pl/
○開放時間:9:00~日没
○料金:大人 6zl、子供・学生 4zl

Flight Schedule

From (airport)
To (airport)
検索

お役立ち情報

ANAVISASuica

お知らせ