オスロ(Oslo)
オスロ(Oslo)
都市の魅力
ノルウェーでは色鮮やかに美しく四季の移ろいを見せるフィヨルド、夏には沈まない太陽・白夜を楽しむことができます。首都オスロだけでなく世界遺産の都市でもあるベルゲン、欧州最北端であるノールカップ岬など、おすすめの観光スポットがたくさんあります。
基本情報
ノルウェーには全部で25の州があり、ノールランド地方、スヴェアランド地方、イェータランド地方の3つに分かれています。古い教会や美術館があり、「北欧のヴェネツィア」と呼ばれています。 面積は日本の約1.2倍で、人口は神奈川県とほぼ同じです。公用語は事実上ノルウェー語ですが、ほとんどの人が英語を話せます。社会福祉制度が整った国と知られ、世界各国の注目を浴びています!
ノルウェーの観光地
ノルウェーでも最もメジャーな観光地であるオスロには、多くの観光名所、美しい旧市街地・ガムラスタン、最新のテクノロジーが集積する街Kistaなどが集まっています。ノールランド地方には極上のハイキングコースがあり、中南部のスヴェアランド地方には首都オスロがあるので観光地として人気があります。オスロを離れると、城壁で囲まれた中世都市カルマル、旅情あふれる港町ヨーテボリ、最北の都市キールナ、氷のホテルで有名なユッカスヤルヴィなど個性的な街々が点在しています。
ノルウェーの気候
ノルウェーは四季がはっきりしていて、日本の梅雨のような雨の多い季節がなく、年間を通して雨量が少ないです。また、年間を通して湿度が低いため、冬に気温が氷点下になっても実際の気温より暖かく感じます。5月はまだ肌寒く、6~8月頃は夏のシーズンになり、11月には雪が降り始め本格的な冬になります。
★ミッドナイト・サン
ノルウェーには太陽の沈まない時期があります。ミッドナイト・サン(真夜中の太陽)と呼ばれていて、町によって・各年によって見ることのできる期間が多少異なります。
★オーロラ
ノルウェーでは、夜空に神秘的に揺れ動く光の帯オーロラを見ることができます。オーロラのベストシーズンは、夜が長くなる9月~3月です。
ノルウェーのお水事情
ノルウェーでは、ほとんどの場所で、水道水を飲むことができます。ほとんどのミネラルウォーターが炭酸のため、苦手な人は必ず確認してから買いましょう!
ノルウェーの言語
公用語はノルウェー語です
ノルウェーのトイレ事情
ノルウェーのトイレは、洋式便座なので安心して利用することができます。公衆トイレは駅、公園、美術館、博物館などに設置されていることが多いですが、有料の場合がほとんどです。入口に置いてある皿に硬貨を入れるタイプや、個室のドアに硬貨を入れるタイプの2種類があります。料金の目安は約10NOKです!
ノルウェーの習慣とエチケット
ノルウェーでは社会的習慣などは特になく、EU各国における本格的なマナーがノルウェーでも受け入れられています。初めてノルウェー人に会った時は通常握手をし、ディナーで招かれた際には花束やワインを手土産に持っていくと喜ばれます。
ノルウェーの両替とATM
ノルウェーでは、ノルウェー国内のすべての銀行において外貨やトラベラーズ・チェックの両替ができます。外貨両替は基本的に銀行手数料が高いのでトラベラーズ・チェックの方が便利です。外国のATMカードは使用できないことが多いので注意しましょう!
祝日
2012年(2013年)
1月1日 新年
4月1日 ※しゅろの主日(3月24日)
4月5日 ※洗足木曜日(3月28日)
4月6日 ※聖金曜日(3月29日)
4月8日 ※イースター(3月31日)
4月9日 ※イースターマンデー(4月1日)
5月1日 メーデー
5月17日 ※昇天祭(5月9日)
5月17日 憲法記念日
5月27日 ※聖霊降臨祭(5月19日)
5月28日 ※ウイットマンデー(5月20日)
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシングデー
12月31日 大晦日
※印は移動祝祭日
入出国・ビザ・バスポート
◯パスポートとビザ
シェンゲン協定加盟国内で、滞在日数が6ヵ月間90日以内の場合は、ビザは必要ありません。入国時に必要なパスポートの有効残存期間は、シェンゲン協定加盟国出国予定日から数えて3ヵ月以上です。
◯入国審査
協定加盟国間の入出国は国内移動と同様に扱われ、入出国時に税関審査がありません。
日本など協定加盟国以外から入国する場合、最初に到着した協定加盟国の空港で入国、税関審査を受ける必要があります。
◯税金
ノルウェーでは、ほとんどの商品に14%または25%の追加価値税が課されますが、ノルウェー以外の国に居住している旅行者が「TAX FREE」と表示のある店で1日1店舗につき315NOK以上の買い物をした場合、商品にかけられている追加価値税の最大19%が払い戻しになります。
◯シェンゲン協定
シェンゲン協定とは、EU統合に伴い、ヨーロッパ内の移動の出入国手続きの簡素化を図るために締結された協定です。これにより、日本など協定加入国以外からの入国は、最初に到着した協定加入国の空港で、入国・税関審査を受けることになりました。
◯シェンゲン協定国 (2012年4月)
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロヴァキア、チェコ、デンマー ク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクの25 カ国
■ノルウェー王国大使館
Royal Norwegian Embassy
◯住所:〒106-0047 東京都港区南麻布5-12-2
◯電話:03-3440-2611
◯URL: http://www.norway.or.jp/
オスロの代表的な観光スポット
オスロ大聖堂 Oslo Domkirke
オセロ大聖堂は、1967年に建設されたノルウェー国境ルーテル派の総本山です。
ステンドグラスはヴィーゲラン公園で有名なグスタヴ・ヴィーラゲンGustav Vigelandの弟エマヌエルEmanuelの作品や、1936~1950年の間に制作された色彩のフレスコ、6000本ものパイプが備えられたパイプオルガンなどが展示されています。
◯住所:Karl Johans gate 11
◯TEL:23-629010
◯休館日:無休
◯料金:無料
国立美術館 Nasjonalgalleriet
国立美術館には、ノルウェーは代表する画家、ムンクの代表作「叫び」のほか、ピカソ、モネ、セザンヌなど美術の教科書に掲載されているような著名な絵が数多く展示されています。ジャンルも絵画から彫刻まで幅広く、1階のミュージアムショップでは「叫び」のポストカードなどが販売されています。
◯住所:Universitesgata 13
◯営業日:火・水・金 10:00~18:00/木10:00~19:00/土・日11:00~17:00
◯TEL:21-982000
◯休館日:月
◯料金: 50NOK(日曜は無料、特別展は別途)
ノーベル平和センター Nobels Fredssenter
ノーベル平和センターは、市庁舎前広場の西側に2005年6月にオープンした、世界平和への関心を高める目的の施設で、歴代のノーベル平和賞受賞者やノーベルについての資料が展示されています。
◯住所:Brynjulf Bulls Plass 1
◯TEL:48-301000
◯営業時間:9/1~5/16 火~日10:00~18:00 5/17~8/31毎日10:00~18:00
◯休館日:9/1~5/16の月
◯料金:80SEK(オスロ・パスで入場可)
ムンク美術館 Munch Museet
ムンク美術館はノルウェーの画家ムンクの作品を展示する美術館です。1963年に生誕100周年を記念して開設されたもので、油彩1100点、デッサン4500点、版画1万8千点という膨大なコレクションを貯蔵しています。2004年8月の白昼、入館者がいる中を武装強盗によって代表作の「叫び」や「マドンナ」が奪われ、美術館は再発防止のためにセキュリティ強化工事を行い、2005年6月に再オープンしました。作品の多くは地下に保存され、一般には公開されていません。夏期は館内を回る英語のガイドツアーも開催しています。
◯住所:Toyengata 53
◯TEL:23-493500
◯営業時間:
夏期:月~金10:00~21:00
???? 土 11:00~17:00
???? 日 11:00~21:00
冬期:火・水・金 10:00~16:00
????? 木 10:00~21:00
????? 土 11:00~17:00
????? 日 11:00~21:00
◯休館日:冬期の間
◯料金:95SEK(オスロ・パスで入場可)
ノルウェー民族博物館 Norsk Folkemuseum
ノルウェー民族博物館は、フログネル湾をはさんだ対岸のビュグドイ(Bygdoy)地区にある野外博物館です。ノルウェー各地の約170の木造家屋を移築保存したもので1894年に開設されました!家具や調度も時代に合わせたものを使い、民族衣装も展示されています。
◯TEL:23-356890
◯営業時間:
◯休館日:10/10~3/31
◯料金:片道40NOK(チケットはフェリー乗り場で販売しています。船内でも購入できますが現金のみになります!)
コラム号博物館 Frammuseet
コラム号博物館は、コン・チキ号博物館のそばにある博物館です。
1893~1896年のナンセンによる北極探検、1909~1912年のアムンゼンによる世界最初の南極点到達時に使った船「フラム号」を展示していて、当時の資料や航海用品なども展示されています。
◯住所:Bygdoynesvein 36
◯TEL: 23‐282950
◯営業時間: 3・4・10月 毎日10:00~16:00 5・9月 毎日10:00~17:00 6・8月 毎日9:00~18:00 11~2月 月-金10:00~15:00 土・日 10:00~16:00
◯休館日:無休
◯料金:60SEK(オスロ・パスで入場可)
ヴァイキング船博物館 Vikingskiphuset
ヴァイキング船博物館は、ノルウェー民族博物館の南にある、バイキング船を展示した博物館です。19~20世紀にオスロフィヨルド沿岸で発見された、8~9世紀の建造と推定される3隻のバイキング船が展示されていて、最大のもので長さ32m、幅5m、高さ2mで、32人で漕ぐようになっています。
◯TEL:22-135280
◯営業時間:5~9月 毎日9:00~18:00
◯休館日:無休
◯料金:60NOK(オスロ・パスで入場可)
オスロのおすすめグルメ
ノルウェー料理
ノルウェーの美味しいものといえば、新鮮なシーフードは外せません♪サーモンやニシンなど、ノルウェーの冷たい水で育った魚介は身がひきしまっていて格別の味わいです。
またノルウェーは捕鯨国でもあり、鯨のステーキやシチューなどが有名です。ラム肉とキャベツの煮込みフォーリコールはノルウェーの定番料理です。最高級品として知られる、ロフォーテン諸島をはじめとする西海岸線で捕れる干ダラのトマトのソース煮込み、バカラオもぜひ味わいたい逸品でしょう?
ノルウェーの独自の珍しい食べ物は、ヤイトオストGeitostという山羊乳100%の茶色いチーズです。
かなりクセのある味ですが、ぜひ試してみましょう!牛乳と山羊の乳を混ぜて作ったグドブランスダールスオストGudbrandsdalsostというチーズは、キャラメルのような甘さがあるので日本人の口にも合います。
◯飲酒
ノルウェーはアルコールの取り締まりが厳しく、購入できるのは政府が直営するリカーショップ、ヴィン・モノポーレVin Monoporetのみです。価格は333mlのビール1本20~30NOKと非常に高いです。
オスロのおすすめレストラン
オスロは決して”食”の町ではないですが、カール・ヨハン通りを中心に素敵なレストランがたくさんあります。平日のランチタイムには大半のお店が手軽な料金でランチを用意していますが、ディナーだと最低でも200NOK程度は見ておいた方が無難でしょう!食事にあまりお金をかけたくない人におすすめなのがカフェです。ノルウェー人はコーヒーが大好きで、いたるところに雰囲気のいいカフェがあり、たいてい軽食を揃えています?また、イタリア料理や中華料理のお店にはリーズナブルなところもあるので、覚えておくといいでしょう。比較的手ごろな価格の各国料理が揃うセルフサービスのフードコートは、Oslo City やPaleetといったショッピングモールの地下にあります♪
Kaffistova (ノルウェー料理)
Kaffistovaは、ノルウェー産の食材を使ったグリル料理と、オープンサンドイッチを提供する人気店です。カウンターに並ぶ料理の中から好みの品を選ぶカフェテリア方式で、リーズナブルながらも美味しいと評判です。一番人気なのは、ノルウェー風ミートボールです!ランチの後は自家製ケーキとコーヒーでくつろぎましょう♪
◯住所:Rosenkrantz’ gate 8
◯TEL: 23‐214210
◯営業時間:月~金10:00~21:00/土・日11:00~19:00
◯定休日:無休
◯料金:150NOK~
◯クレジットカード:A D M V
Restaurant Havsmak (ノルウェー料理)
Restaurant Havsmakは、ノルウェー近海産の新鮮なシーフードが味わえるレストランです。ランチのコースは170~310NOKから食べられます!人気なのはムール貝やツナなど具だくさんのフィッシュスープです。日替わりメニューも人気なので要チェックです♪
◯住所: Henrik Ibsens gate 4
◯TEL: 24‐133800
◯営業時間: 月~土11:00~23:00
◯休館日:日
◯料金: 340NOK~
◯クレジットカード: A D M V
D/S Louise (ノルウェー料理)
D/S Louiseは、蒸気船ルイス号の船内で実際に使用されていたインテリアを活かしたユニークな内装のレストランです。シーフード料理がメインですが、パスタや肉料理もあります。魚料理は175~265NOK~、ノルウェー産ロブスターは100g当たり98NOKです!
◯住所: Stranden 3, Aker Brygge
◯TEL: 22-830060
◯営業時間: 月~土11:00~23:00/日12:00~22:00(夏期のみ)
◯休館日: 10~3月の日曜日
◯料金: 280NOK
◯クレジットカード:A D M V
Dovrehallen? (ノルウェー料理)
Dovrehallenは、創業から100年も続いている大衆食堂で、古めかしい木製のイスやテーブルが置かれた店内でノルウェー料理を楽しむことができます。メインは115NOKで、オープンサンドイッチは65~125NOKです。夜はわりと高めですが、日替わりの定食はリーズナブルです。
◯住所: Storgata ?22 2etg
◯TEL: 22‐172100
◯営業時間: 月~土 8:00~24:00/日12:00~24:00
◯休館日: 無休
◯料金: 80NOK
◯クレジットカード:A M V
オスロのおすすめカフェ
Engebret Cafe (ノルウェー料理)
Engebret Cafeは、現代美術館のすぐ近くにある1857年創業の老舗カフェです。ノルウェーの郷土料理を落ち着いた雰囲気の中で食べることができます♪トナカイなどの肉料理は275~305NOK、魚料理235~275NOKで、夏になるとテラス席もオープンします。
◯住所: Bankplassen 1
◯TEL: 22‐822525
◯営業時間: 月~金11:30~23:00/土17:00~23:00/
◯休館日: 日曜日
◯料金: 300NOK~
◯クレジットカード: A D M V
Cafe Edvard Munch
Cafe Edvard Munchは、ムンク美術館内にあるカフェです。自家製ケーキやサンドイッチなどの軽食のほか、お酒類も取り扱っています。ムンクの代表作「叫び」が描かれたチョコレートプレートがのるScream Cake44NOKなど、ムンクにちなんだメニューが人気です。
◯住所: Toyengate 53
◯TEL: 22-678200
◯営業時間: 6~8月毎日10:00~18:00/9~5月火~金10:00~16:00/土・日11:00~17:00
◯休館日: 9~5月の月曜日
◯クレジットカード: A D M V
オスロのエンターテイメント
ノルウェーはほかの北欧諸国同様、イベントが豊富で各都市ではジャズやクラシック、ロックの音楽イベントや映画祭が開催されます!オスロの国立劇場で行われる、国際イプセン・フェスティバルは年に2回開催され、世界各国の劇団がイプセンの作品を競演します♪夏期にはフード・フェスティバルが各地で行われ、地元の人や観光客の人を楽しませてくれます。
オーロラフェスティバルやフィンマルク・スロペットなどのイベントもあり、特に、サーメ・イースター・フェスティバルではトナカイぞりのレースやスノーモービルに乗ることができます!
オスロのお土産コーナー
ノルウェーでは、北欧デザインのアイテムやノルディック・セーターのお土産が人気です?ノルディック・セーターは天然の羊毛を編んだざっくりしたニットのことでノルウェーセーターとも呼ばれています。手編みと機械編みのふたつがあり、機械編みなら1000NOKくらい購入できますが、手編みのものだと3000NOKくらいします。その他にもノルウェーの西海岸線に住むと言われる妖精「トロル」の人形やヴァイキングやサーメの伝統の模様をモチーフにしたシルバージュエリーなどが人気です。食糧品ならなんといってもノルウェーサーモンでしょう。燻製にしたスモークサーモンは格別の美味しさです!たらこなどのペーストが入ったチューブ詰めもおすすめです!