アヴィニョン(Avignon)
アヴィニョン(Avignon)
都市の魅力
アヴィニョンはフランスを代表する旅行先の一つで、数々の観光名所、豊富なアクティビティが揃っています。
基本情報
パリからTGVで約2時間半ほどで行けるアヴィニョンは、プロヴァンス地方の北の中心都市です。都会でありながらも、南仏特有ののんびりとした空気が流れ、歴史もある町です。
アヴィニョンの観光地
14世紀、一時的に移された法王庁宮殿とその周辺の旧市街、これらを見渡せるロシェ・デ・ドン公園と童謡の中に出てくるサン・ベネゼ橋が主な観光スポットとなっています。
マルセイユ空港の3つのターミナルから、それぞれシャトルバスやタクシーがアヴィニョンまで出ているので、簡単にアクセスすることができます。また、アヴィニョンは主要自動車道がいくつも通っているので、様々な場所へアクセスすることができます。
アヴィニョンの治安
窃盗がアヴィニョンの最もよく起こる犯罪なので、観光客は貴重品を常に目の届くところに置き、暗くなってから街を歩く際には細心の注意を払いましょう。予期しない窃盗に遭遇しても補償されますので、旅行傷害保険に加入するのがおすすめです。
アヴィニョンの気候
アヴィニョンの気候は温暖ですが、夏は暑く冬は寒いです。7月から9月は、30度かそれ以上の気温になり、この時季、午後には雷雨に見舞われることが多々あります。また、アヴィニョンは降雨で非常に有名で、この街の1年の天気を大きく左右しますので、この地を訪れるときは必ず雨具を持っていきましょう、冬は気温0度付近を上下します。
フランスのお水事情
フランスの水道水は飲料可能ですが、石灰分が多く、味はあまりよくないので、現地の人も当たり前のように飲料水を購入しています。ペットボトルのミネラルウォーターは、日本に比べ割安です。ただ、炭酸入りのものも多いので気を付けましょう。
フランスのトイレ事情
アヴィニョンの言語
アヴィニョンの公用語はフランス語ですが、地元のプロヴァンスまたはミディの方言を使う人もいます。
英語はそれほど広く使われていません!
祝日
入出国・ビザ・バスポート
フランス入出国はあっけないくらい簡単です。
テロ対策のため、搭乗前の保安検査が以前よりも厳しくなっています。
出国時はなるべく時間に余裕をもって空港へ向かうようにしましょう。
2008年に入国カードが廃止されたため、パスポートのみを提示します。念のため帰りの航空券を用意しておきましょう。係員から滞在期間や目的について簡単な質問をされることもあります。なお、シェンゲン協定国経由で入国した場合はその国で入国手続きをするため、フランスでは入国審査はありません。
◯シェンゲン協定
シェンゲン協定とは、EU統合に伴い、ヨーロッパ内の移動の出入国手続きの簡素化を図るために締結された協定です。
これにより、日本など協定加入国以外からの入国は、最初に到着した協定加入国の空港で、入国・税関審査を受けることになりました。
◯シェンゲン協定国
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロヴァキア、チェコ、デンマー ク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクの25 カ国
◯パスポート残存期間
フランス渡航に必要な残存有効期間は滞在日数+3カ月以上です。
3カ月以内の滞在ならビザは必要ではありません。
アヴィニョンの代表的な観光スポット
ソレイヤド博物館 Musee Souleiado
ソレイヤド博物館では、プロヴァンスプリントに欠かせない天然染料の調合の様子、木製の押型から始まったプリント技術の進歩などを見学することができます。モードに興味がある人は必見です!
◯開館時間:4~9月10:30~12:30 14:30~19:00/10~3月10:30~13:00 14:30~18:30
◯休館日:日曜日
◯料金:?7、学生?5
サン・ベネゼ橋 Pont St Benezet
サン・ベネゼ橋は、リヨンと地中海地方をつなぐ目的で、1177年にローヌ川に掛けられました。もともと22のアーチがありましたが、そのうち現存するのは4つであとは1600年代に流されてしまいました。この橋はいまだに街の最も人気のある観光地の一つとなっています。
カルヴェ美術館 Musee Calvet
カルヴェは、18世紀のヴィルネーヴ・マルティにゃん邸を改装した美術館です。
エジブト、ギリシャ、ローマ時代の彫刻から15世紀アヴィニョン派、16~20世紀の仏絵画などが展示されています。
◯営業時間: 10:00~13:00/14:00~18:00
◯休館日:火曜日、1/1、5/1、12/25
◯料金:?6
アングラドン美術館 Musee Ancladon
アングラドン美術館は、パリの名コレクター、ジャック・ドゥセの収集品を相続したアングラドン・デュブルジョー夫妻が開いた美術館です。1階では、ピカソ、モネ、ドが、ドーミエ、セザンヌなど19世紀の画家たちの作品が展示されていて、作品は多くないですが、数十年の間一般公開されてこなかったセザンヌの静物画やモディリアニの「ピンクの少女La Blouse rose」やプロヴァンスにある唯一のゴッホ作品なども揃っています。
◯営業時間: 13:00~18:00/祝日は14:00から
◯休館日:10/16~3/14、1/1、12/25
◯料金:?6、学生?3
アヴィニョンの観光情報局
アヴィニョンの観光情報局では地図、観光地パンフレットなどの資料がたくさんあり、ここでは知りたい情報全て、親切に教えてくれます。
◯住所:41 cours Jean-Jaures
◯TEL:+33432743274
◯URL:http://www.ot-avignon.fr
アヴィニョンのおすすめグルメ
南仏の料理と素材
◯Bourride
Bourrideは、多種の魚をサフランとともに煮込んだ”ブイヤベースBouillabaise”をクリーム風味にしたもので有名です。
◯Soup de Poisson
こした魚のスープにルイユRouille(唐辛子入りマヨネーズ)焼いたパン、チーズをたっぷり入れて食べます。
◯Tapenade
Tapenadeは南仏の代表的なソーズで、黒オリーブ、ケイパー、アンチョビにオリーブオイルを加えてピュレ状にしたものです。
◯メロン
南仏では、メロンはデザートではなく、前菜として食べるのが一般的です。
南仏のワイン
南仏のワインの歴史は2600年前のギリシア時代までさかのぼります。
南仏料理を食べるなら、ワインもぜひ地元のものを選びましょう。
◯Cotes-du-Luberon
Cotes-du-Luberonは、毎日気軽に飲めるワインとして人気があります。
◯Tavel
Tavelは、フランス最高級のワインとされていて、コクのある辛口です。肉料理と愛称がいいです!
◯Bellet
Belletは、生産者が少ないので、ニース以外では見つけることが難しい稀なワインです。
◯Beaume-de-Venise
マスカットで作ったBeaume-de-Veniseは、食前酒やデザート・ワインとしておすすめです。
◯Cassis
Cassisの白はブイヤベースをはじめ魚料理との相性が抜群です!
◯Cotes-de-Provence
Cotes-de-Provenceはフルーティーで飲みやすいので、ワインに慣れていない人にもおすすめです!!
新鮮な食材を探すなら・・・
アヴィニョンで食料品の買い出しをするなら、中央市場Les Hallesへ行ってみましょう!
地元の人やレストランの料理人も毎朝新鮮な食料品を買いにやってきます。
野菜、肉、魚、チーズ、パン、お菓子、ワインなら何でも揃っているので、見るだけでもとても楽しいです?
◯住所:PL.Pie
◯営業時間:火曜日~金曜日 6:00~13:30/土日6:00~14:00
◯定休日:月曜日
アヴィニョンのおすすめレストラン
L’Essentiel
L’Essentielは、時計台広場に近いサンタグリコル教会そばのレストランで、フランス料理が手頃な価格で食べられます。
いつも地元の人で混み合っているので、なるべく予約をしていきましょう!
◯住所:2, rue petit Fusterie
◯TEL:04.90.85.87.12
◯営業時間:12:00~14:00/19:00~22:00
◯定休日:日・水、2月と11月の学校期間
◯クレジットカード:A M V
La Fourchette
La Fourchetteは、オペラ劇場の裏側にある古い貴族の館を改装したレストランです。
モダンに改装されたレストランは、スタンダード・ジャズが流れ、とても素敵な雰囲気です。
◯住所:58, rue Joseph Vernet
◯TEL:04.90.86.64.53
◯営業時間:12:00~14:30, 19:30~23:00
◯定休日: 9~5月の日、1・2月
◯クレジットカード:M V
Maison Nani
Maison Naniは、ボリュームがあり、美味しくて、リーズナブルで、地元の人にも観光客にも大人気のレストランです。
サラダやステーキなど、一品だけでも注文できるので、軽くお昼ごはんを食べたい時にとてもおすすめです。
メインストリートのレピュブリック通りからすぐのところにあるので、見つけやすいです。
◯住所:29, rue Theodore Aubanel
◯TEL:04.90.82.60.90
◯営業時間:11:30~14:30、19:00~23:00
◯定休日:昼?15、夜?18
◯クレジットカード:不可
レストランの予約事情
星付きの有名レストランや早ければ1年前、遅くとも2カ月前には予約をしましょう!(予約が取れなかった場合でも、突然のキャンセルが入って前日に席もとれることもあります。)さらに直前にリコンファームが必要なことが多いです。
星付きの高級レストランでなくとも、地元で評判の人気店などは、ディナーは予約した方が無難です。フランス語に自信がなかったら、ホテルのコンシェルジェに頼めば予約をしてくれます。
レストランの種類と営業時間
レストランの種類と特徴を覚えておけば、お店選びの時に役立ちます。基本的に日曜日は休みのお店が多いですが、ホテルの中のレストランや観光名所に近いお店ならやっていることが多いです。だいたいどこのお店でもクレジットカードが使えます!
レストラン、ビストロ
一般的にはレストランよりもビストロの方が庶民的な雰囲気のお店の方が多いです。
数品のコース立てで食事することが前提となっています。きちんと食事すると2時間近くはかかるので、時間に余裕をもっていきましょう!12:00~14:30/19:00~22:00
ブラッスリー
ブラッスリーは、お昼休みをとらないノンストップ営業で、夜遅くまで営業しています!食べたいものだけを単品で注文でき、飲み物だけの注文もOKである場合が多いです。12:00~翌1:00(店によって異なる)
カフェ/サロン・ド・テ
朝はクロワッサンとカフェオレといった朝食が食べられます。
カフェ:7:00か8:00~深夜/サロン・ド・テ:9:00~19:00
アヴィニョンのエンターテイメント
フランスのおすすめエンターテインメントをご紹介します。ミュージカル、コンサート、ライブハウスの情報や、エステやスパで癒しを体験など、旅を楽しむテーマに厳選してお届けいたします。
イベント・フェスティバル
7月に行われるアヴィニョンの演劇祭は、年中通して最大のイベントです。
街中で大小の舞台が設置され、演劇や出し物などのパフォーマンスを見ることができます。
世界中から人が集まるので、この時期の宿泊予約は早めにしましょう!
アヴィニョンのおすすめ散歩道
◯タンチュリエ通り Rue des Teinturiers
タンチュリエ通りは、タンチュリエ(染め物屋)の名が示すように19世紀には染め物屋街でした。
また、ラプノー監督の「プロヴァンスの恋」をはじめ、映画のロケにもよく使われてきました。
道の片側に流れる運河には、今も当時の名残の水車が回っています。
若者が集まる気さくなカフェや、レストランもたくさんあるので、散歩していてとても楽しいです!
南仏のお土産
◯ガラス・食器&陶器
カラフルな色使いが心を明るくしてくれる南仏雑貨はお土産にぴったりです?少し重いですが、南仏気分を味わいたいなら、ぜひ買って帰りたいです。
◯香水・アロマグッズ
ローズやラベンダーなど、南仏の花の香りのトワレはオシャレな女性へのお土産におすすめです。またアロマテラピーの本場なので、アロマグッズなんかも喜ばれるでしょう!
◯プロヴァンスプリント
プロヴァンスプリントは、プロヴァンスの草花などモチーフとした、この地方独自の色鮮やかな生地です。カーテン、テーブルクロス、洋服などさまざまなアイテムが揃っています。高級ブランドとして有名なのが、タラスコンに本社がある「Souleiado」や「Les Olivades」で、いずれもたいていの町に直営ショップがあります。無名ブランドのものなら、どこでも手頃な価格で購入することができます。
◯石鹸
マルセイユの「Savon de Marseille」は、300年以上の歴史を誇るフランスの伝統石鹸です。プロヴァンス産の良質なオリーブオイル72%を含有し、天然素材のみで石鹸で、体、顔だけではなく、髪にも使える大変優れものです。環境に優しく安心なオーガニック商品なので、ギフトにも最適です!