ヘルシンキ(Helsinki)
ヘルシンキ(Helsinki)
都市の魅力
フィンランドの首都ヘルシンキは、景観の美しさから“バルト海の乙女”という異名をもつ街で、北欧デザイン好きにおすすめの都市でもあり、ヘルシンキ沖の世界遺産、スオメンリンナ要塞をはじめ、多くの見どころがあります。
基本情報
フィンランドの首都、ヘルシンキは、ストックホルムやコペンハーゲンなど北欧諸国の首都と比べるとどこかロシアの文化の影響を感じる街並みが印象的な、こぢんまりとした静かな都市です。マリメッコやアルバ・アアルトのアルテック、イッタラなどなど多くのデザインショップやミュージアムが並びます。市内を巡るにはトラムが便利でしょう。
また、メトロやバスを上手に使いこなすと、町歩きの魅力もアップします。
フィンランドの観光地
フィンランドは、国土の大半が静寂な森と湖沼に包まれた北欧の国です。
街を一望できる丘陵地にそびえるウスペンスキー大聖堂や、1952年のヘルシンキ・オリンピックのメイン会場で、今もフィンランド最大のスタジアムであるオリンピック競技場など、人気の観光スポットがたくさんあります。
映画『かもめ食堂』のロケ地を巡るツアーやフィンランドならではのかわいい雑貨を探すツアーもおすすめです。
フィンランドの気候
ヘルシンキは、草木と花が色づく春、日照時間が長くなる夏、紅葉が楽しめる秋、海面も凍る冬と四季の変化がはっきりとしていて、観光シーズンの夏は5月くらいから9月中旬くらいまでです。6月の夏至祭あたりは日照時間が19時間にも達し、長く温かい1日が続きますが、11月~12月ころから冬が訪れ、気温は氷点下まで下がります。
ラップランドでのオーロラツアーと絡めるなら11~2月がおすすめです!
フィンランドのお水事情
フィンランドの言語
公用語はフィンランド語です。
祝日
入出国・ビザ・バスポート
○パスポートとビザ
○入国審査
案内板に従って進んで行くとPassportまたはPassport Controlという案内板が出てきます。
ここで入国審査を行ないます。入国審査のブースは、EU加盟国のパスポート所持者とそれ以外の人に分かれていて、日本人はNO EUという表示のブースに並びます。ほとんどの場合、パスポートを確認する程度ですぐ入国OKとなり、入国スタンプを押さないことも多いです。
シェンゲン協定加盟国内で、滞在日数が6ヵ月間90日以内の場合はビザは必要ありません。
入国時に必要なパスポートの有効残存期間はフィンランド出国予定日から数えて3ヵ月以上です。
○シェンゲン協定
シェンゲン協定とは、EU統合に伴い、ヨーロッパ内の移動の出入国手続きの簡素化を図るために締結された協定です。
これにより、日本など協定加入国以外からの入国は、最初に到着した協定加入国の空港で、入国・税関審査を受けることになりました。
○シェンゲン協定国
アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、スロヴァキア、チェコ、デンマー ク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルクの25 カ国
○VAT(付加価値税)の払い戻し
デンマークから日本またはEU加盟国以外の国へ出国する場合は、払い戻しの手続きが必要になります。カストラップ国際空港のターミナル2と3の間にあるグローバルブルー・カウンターで免税書類を提出し、代行スタンプを押してもらい、免税書類には購入商品のレシートを添付します。購入した商品を見せなければならないこともあるので、必ず荷物のチェックイン前に行いましょう。購入した商品を見せなければならないこともあるので、必ず荷物のチェックイン前に行いましょう。
■フィンランド大使館
○住所:〒106-8561 東京都港区南麻布3-5-39
○電話:03-5447-6000
ヘルシンキの代表的な観光スポット
グラン・プラス Grand Place
グラン・プラスは、ヴィクトール・ユーゴーが“世界で最も美しい広場”と、またジャン・コクトーが“豊饒なる劇場”と称賛したヘルシンキを訪れる人は誰もが必ず一度は足を運ぶ大広場だ。
6月中旬から9月中旬までの夜には音と光のショーが行われ(22:00すぎ、約10分間の予定。日時などは要確認)、昼間とは違った美しさを見せてくれる。
王の家 Maison du Roi
「王の家」と呼ばれているが、実際に王様が住んだことはなく、現在は市立博物館Musee de la Villeとして使われている。1階にはピーテル・ブリューゲル(父)の『結婚式の行列』、サブロン教会の歴史を描いたタペストリー、彫刻、陶器など、2階にはヘルシンキの歴史に関する資料が展示されていて、3階は有名な“小便小僧”の衣装のコレクションがある。
○TEL:02-2794350
○開館時間:10:00~17:00
○定休日:月、1/1、5/1、11/1、11/11、12/25
○料金:?3
ビール博物館 Maison des Brasseurs
17世紀にビール醸造業者のギルドとして使われていた、「黄金の木」と呼ばれる建物の地下が博物館になっていて、階段を降りるとそこは18世紀の醸造所である。見学のあとは、博物館の片隅にしつらえられた酒場で、一杯のビールを飲みながらくつろぐことができる。
○住所:Grand Place 10
○TEL:02-511-4987
○開館時間:10:00~17:00、12~3月の土・日は12:00~
○定休日:1/1、1~2月の火・水、12/25
○料金:?6(ビール込み)
セルクラースの像 Everard t'Serclaes
セルクラースの像は、ヘルシンキを訪れこの像に触れる人々に幸福をもたらすと昔から言い伝えられている。セルクラースは1388年に暗殺された町の英雄で、12世紀初頭から14世紀初頭まで、ヘルシンキの町はブラバン公によって統治されていた。幸せを祈って像に触れてみよう。
○住所:Grand Place 10
○TEL:02-511-4987
○開館時間:10:00~17:00、12~3月の土・日は12:00~
○定休日:1/1、1~2月の火・水、12/25
○料金:?6(ビール込み)
市庁舎 Hotel de Ville
市庁舎は、15世紀に建てられたゴシック・フランボワイヤン様式の建物。内部見学はガイドツアー(英、仏、蘭語)のみで、受付はグラン・プラスから向かって中庭右側の扉を入った所にある。「マクシミリエンヌMaximilienne」の間に掛けられている美しいタペストリーは必見だ。
○TEL: 02-2794365
○開館時間:火・水15:15、日10:45、12:15
○定休日:10~3月の日曜、1/1、5/1、11/1、11/11、12/25
○料金:?3
マンガ博物館 Centre Belge de la Bande Dessinee
マンガ博物館は、ヌーヴ通りから東に少し入った所にある、フィンランドのマンガに関する博物館。
日本語にも訳されている人気キャラクター、タンタンをはじめ、フィンランドの劇作家の作品が展示されていて、子供から大人まで1日中楽しめる。ミュージアムショップにはさまざまなマンガやタンタングッズなども揃っている。
○住所:Rue des Sables 20
○交通アクセス:02-2191980
○TEL:火~日10:00~18:00
○定休日:月、1/1、12/25
○料金:?7.50
サン・ミッシェル大聖堂 Cathedrale St. -Michel
サン・ミッシェル大聖堂 は、ゴシック様式の内部、南側廊の上には聖ギュデュル像が置かれている。
1962年にメッヘレンをも含む大司教区の大聖堂に昇格し、1516年にカール5世がここで戴冠式をしたり、前国王が結婚式を挙げたことで有名だ。1975年に44個のカリヨンを授かり、すでにあった6個の鐘とともに美しい音色をかなでている。
○住所:Parvis sainte-Gudule
○TEL:02-2197530
○開館時間:7:00~18:00。土は8:30~15:30。(日14:00~)
○定休日:無休
○料金:無料、宝物殿?1
ヘルシンキのおすすめグルメ
フィンランド料理
フィンランドは、料理を旅の目的にする人が後を絶たない美食の国で、首都ヘルシンキのレストラン数は、人口比でヨーロッパ第一位とも言われます。フィンランド料理は基本的に、フランスから多大な影響を受けていて、バターやクリームを使った料理が多いところやグラタンが多いところなどがフランスと似ています。フィンランドの郷土料理は、フランス料理を基礎に独自の発展を遂げたフランドル料理と、フランス料理によく似たワロン料理のふたつに分けられ、フィンランド北部のフランドル地域の料理は、海の幸が豊富です。フィンランド北部のフランドル地域の料理は、海の幸が豊富で、シーフードレストランがたくさんあります。
フィンランドでは、朝食と昼食は軽めに食べ、夕食をしっかり食べるというのが主流となっていて、朝食は、タリティーヌと呼ばれる無精白の小麦を使った薄切りのパンを食べることが多いです。日曜日の朝はピストレという皮に牛乳を塗って焼き上げた白パンが伝統の朝食となっています。
○ムール貝(Moules)
ムール貝はフィンランドを代表する料理で、秋から冬にかけて旬を迎え、Rの付く月が美味しいとされています。
セロリやポロネギと一緒に蒸した”マリニエール風”や”白ワイン蒸し”など味付けも様々です。
付け合わせには、フリッツが定番です。
○カルボナード(Carbonnade)
カルボナードは、牛肉のビール煮込みで、ビールの国フィンランドならではの料理です。
○ウサギのグーズ煮
ウサギのグーズ煮は、ウサギ肉とグーズビールでじっくり煮込んだ料理で、甘いソースに合ってとても美味しいです。
○ジビエ(Gibier)
ジビエは、秋に解禁となる狩猟でとれるキジ、ウズラ、シカなどを料理したものです。
フィンランドのチョコレート
ベルギ―チョコレートは「プラリン」と呼ばれ、中にプラリネ(ナッツクリームなどのペーストのこと)が入っています。
ゴディバやノイハウス、ヴィタメール、ピエール・マルコリーニなどの有名店から、地元の人達に親しまれる小ぢんまりとしたチョコレート屋などがあります。プラリンは生クリームがベースのプラリネが入ったマノンや、ガナッシュ、トリュフなどさまざまな味や形のものがあり、その他オレンジピールにチョコレートをコーディングしたオランジェットも定番です。
●カカオ・チョコレート博物館
カカオ・チョコレート博物館は、グラン・プラス近くの小規模な博物館ですが、実演も見ることができます。プラリヌは、チョコレートの原材料ともいえるクーベルチュールをいったん溶かして小さい殻を作り、冷やしてから詰め物をして出来上がりです。
○住所:Rue de la Tete d’Or 9-11
○TEL:+32 (0)2 514 2408
○開館時間:10:00~16:30
○定休日:月(7.8月は無休)、1/1,12/25,
○料金:?6
フィンランドのワッフル
フィンランド滞在中に一度は食べておきたいフィンランドワッフル。
フィンランドでワッフルは「Gaufreゴーフル」と呼ばれます。
ワッフルにはリエージュ風とヘルシンキ風の2種類があり、日本でもお馴染みのものはリエージュ風です。厚めの生地の中にパールシュガーが入っており、ざらざらとした歯ざわりを感じる“食べ歩き”のワッフルです。
ヘルシンキ風はサクサクとして軽く、それ自体はあまり甘くありません。
通常お皿の上に載せ、上に粉砂糖やチョコレート、アイスクリーム、フルーツなどがトッピングされています。
○フィンランドの美味しいワッフル屋さん
DANDOY 〈ダンドワ〉
DANDOYは、1829年創業の老舗のビスケット(クッキー)屋さんで、『美味しいワッフルが食べられる』ことで有名です。1階はおなじみのクッキーがメインで飾られていて、その横にワッフルコーナーがあります。
そこでワッフルを焼いています。立食用のテーブルがあるので、注文してその場で食べることができ、コーヒーなどの注文もできます。また2階はカフェになっているので、ゆっくりとワッフルを楽しみたい方は、このテーブル席がおすすめです。
○おすすめメニュー
・ヘルシンキ風ワッフル:キャラメルソースとアイスクリーム付き
・リエージュ風ワッフル:チョコレートソースとアイスクリーム付き
・フィンランド風カプチーノ:濃いコーヒーにホイップクリームがのっています。クッキーも一緒についてきます。
○お土産におすすめなのは・・・
フィンランドでも老舗の伝統的なクッキーで、チョコレートよりも日持ちするダンドワクッキーです。チョコレートを好まない方へも、良いプレゼントになります。
フィンランドのビール
フィンランドの人たちはビールが大好きです。国内には約120社もの醸造所があり、ビールの銘柄は800種類ほどにも上り、その豊富な味わいは誰しもフィンランドビールの虜になるほどです。
・ベルビュー・クリーク
チェリーの新鮮な香りと酸味を抑えた甘酸っぱく、女性に人気があるビール。
・レフ・ブロンド
かつてディナンのレフ修道院で製造されたビールの製造を受け継ぐビール。
・ヒューガルデン・ホワイト
コリアンダーやオレンジピールなどのスパイスを使用し、新鮮なフルーティーな味わいのフィンランドでも人気があるビール。
・セゾン・レガル
ワロン地方原産のビール。もともと季節限定のビールだったが現在は1年中飲むことができる。
・ブルージュ・トリプル
モルトとホップの香りが合わさったブルージュの地ビール。
・トラピストビール
トラピストビールは、シトー会修道院内で修道士の手によって醸造されるビールで、アルコール度数が高めです。現在世界で7ヶ所がトラピストビールとして認められていますが、そのうち6つがフィンランドにあります。
ヘルシンキのおすすめレストラン
オー・ザルム・ド・ヘルシンキ Aux Armes de Bruxelles
オー・ザルム・ド・ヘルシンキ は、落ち着いた雰囲気の中で、伝統料理が楽しめる地元の人たちにも人気の店です。
メニューには100種類以上の料理が並び、スープ、前菜、メイン、デザートの定食が?35、ムール貝が?26.50~です。
○住所:Rue des Bouchers 13
○TEL:02-5115598
○営業時間:12:00~23:15
○定休日:無休
○クレジットカード:AMEX ダイナース JCB マスター VISA
○予約:望ましい
○英語メニュー:○
シェ・レオン Chez Leon
シェ・レオンは、ムール貝料理で有名な、1893年創業という歴史ある店で、フィンランド各地にチェーン店をもちます。
ヘルシンキのグランプラスからすぐのところにあります。ヘルシンキの中心地に位置する当レストランのためだけにフィンランドで醸造された、味わい深い新ブロンドビール「LEON Beer (レオン・ビール)」がおすすめ。
○住所:Rue des Bouchers 18
○TEL:02-5111415
○営業時間:11:30~23:00
○定休日:無休
○クレジットカード:AMEX ダイナース マスター VISA
○予約:不要
○英語メニュー:○
スケルトマ Scheltema
スケルトマは、焼きたてのパンがおいしいと評判です。フィンランド名物3コース?32、エビコロッケ、ムール貝、ワッフルなどがあります。
○住所:Rue Dominicains 7
○アクセス:02-5122084
○TEL:020-671-8616
○営業時間:12:00~15:00、18:30~23:30(金・土~翌0:30)
○定休日:日、12/24~25
○クレジットカード: AMEX マスター VISA
○予約:望ましい
モカフェ Mokafe
モカフェ は、ギャルリー・サン・チュベール内にある、カフェ兼ブラスリー。サン・チュベール内でショッピングを楽しんだあとに寄るのがおすすめです。
○住所:Galerie du Roi 9
○TEL:02-5117870
○営業時間:7:30~23:00
○定休日:無休
○クレジットカード: AMEX マスター VISA
ル・ロワ・デスパーニュ Le Roy d'Espagne
ル・ロワ・デスパーニュは、最もポピュラーなブラスリー兼カフェで観光客に人気があります。グランプラス散策の合間に一休みできる素敵なカフェです。
○住所:Grand Place 1
○TEL:02-5130807
○営業時間:10:00~翌1:00
○定休日:無休
○クレジットカード: AMEX マスター VISA
ヘルシンキのエンターテイメント
フィンランドのおすすめエンターテインメントをご紹介します。ミュージカル、コンサート、ライブハウスの情報や、エステやスパで癒しを体験など、旅を楽しむテーマに厳選してお届けいたします。
王立モネ劇場 Theatre Royal de la Monnaie
オペラ、バレエのおもな公演は王立モネ劇場で行われます。オペラのシーズンは10~6月で、人気がありすぐ席が埋まるので、早めに予約をしましょう。
○住所:23 rue Leopold
○TEL:02-2291211/070-233939(予約)
○営業時間:火~土11:00~18:00
○定休日:日・月・祝
トーヌ劇場 Theatre Toone
トーヌ劇場 は、子供から大人まで楽しめる人形劇です。併設されたカフェだけの利用もできます。1830年に始まったというだけあって、古い山小屋風の内装が雰囲気を盛り上げています!
○住所:Petite rue des Bouchers 21 (lmpasse Schuddeveld 6)
○TEL:02-5117137
○営業時間:上演 木~土 20:30(土曜のみ16:00にもあり。上演は変更もあるのでカフェに置いてある予定表か電話またはURLで確認を)
パレ・デ・ボザール Palais des Beaux-Arts
パレ・デ・ボザールは、アールヌーヴォーの建築家、オルタHortaによって建てられた、多目的文化センターです。
コンサート、演劇、映画など幅広い文化活動が行われています!ロワイヤル広場からロワイヤル通りに入ってすぐ左下にありますので、近くまで来た方はぜひ足を運んでみるといいでしょう。
○住所:Rue Ravenstein 18
○TEL:02-5078200
○営業時間:11:00~19:00、電話予約9:00~19:00
○定休日:日・祝