ナコーン・ラーチャシーマー(コラート)(Nakhon Ratchasima)

ナコーン・ラーチャシーマー(コラート)(Nakhon Ratchasima)
都市の魅力

イーサーンと呼ばれるタイ東北部の玄関口に位置する、通称コラートと呼ばれるこの都市は、イーサーンを代表する大都市です。バンコクでも人気のソムタム(パパイヤサラダ)、ガイヤーン(焼き鳥)は、この町イーサーンで生まれました。メコン川を境に、南はカンボジアと接しているので国境越えツアーやメコン川クルーズ、クメール遺跡などを目的に訪れる観光客が多いです。

基本情報

バンコクから東北255km、標高100-200mの高原地帯にあり、通称コラートと呼ばれています。郊外にはクメール時代の遺跡で有名なピーマイなど、数多くの遺跡が残っています。ナコーン・ラーチャシーマーの町は、塀で囲まれた旧市街と、鉄道駅のある新市街に分かれています。ショップや屋台、飲食店、安宿なども集まっていて常に人も多く、賑やかな街です。

ナコーン・ラーチャシーマー(コラート)の観光地

多数の遺跡やタイを救った女性モー夫人の像、ナイトバザールなどが主な観光所です。ナコーン・ラーチャシーマーから行くクメール遺跡の旅や国境越え、メコン川クルーズなども、ナコーン・ラーチャシーマーならではの観光所です。

ナコーン・ラーチャシーマー(コラート)の気候

高原地帯の東北部に位置するこの場所は、バンコクと同じように熱帯モンスーン気候地域なので、最も快適なのは10月-2月です。この時期なら雨の心配もなく安心して遺跡めぐりができます。年間を通じて比較的降水量が少ないため5月中旬の雨季の季節でもさほど、支障なく旅行が楽しめます。

ナコーン・ラーチャシーマー(コラート)の代表的な観光スポット

厚い石の塀に囲まれた公園です。白色砂岩で造られた高さ28mの塔がそそり立つ中央の神殿と、赤いラテライトを組み上げた回廊は、タイ芸術局によって1964-1968年にかけて修復されたものです。クメール遺跡の特徴として、メインの遺跡は3~5階建てで、それほど高くなく、低いとんがり屋根を上に乗せています。観光の際には、巨大な塔だけでなく、堂内の入り口や塔の上部に飾られている彫刻にも注目してみてくださいね。

② パノム・ルン遺跡

カンボジア国境近くにある小高い死火山の上に建つパノム・ルン神殿の跡は、カンボジアのアンコールワットに並んで、アンコール朝時代に建てられた重要な寺院です。神殿の境内から南を眺めると、そこに広がっているのはタイの農村の景色。その先からは、おぼろげにですが、カンボジアとの境になるドンラック山脈が眺められます。

③ ターオ・スラナーリー像

タイを救った女性ターオ・スラナーリー像は市街のほぼ中心にあるチュムポン門前の広場に設けられた台座にあります。 1826年にラオス軍に町を襲撃された際、副領主の妻であったモー夫人は機転を利かせて敵軍に潜入し、敵兵士たちに酒の飲ませて酔いつぶしました。それに乗じてタイ軍はラオス軍を打ち破り、町を危機から救ったと言われています。

④ ワット・パーヤップ

タイを救った女性ターオ・スラナーリー像は市街のほぼ中心にあるチュムポン門前の神秘的な雰囲気をかもし出してる寺院には、ある僧侶が作り上げた謎の小部屋があり、観光客の間で評判になっています。各地から集められた石や鐘乳石を壁や天井一面に貼付けてまるで、洞窟のような作りになっています。今現在でも、僧侶や在家信者の瞑想などに使われていて、人の足が絶えません。


● 営業時間:06:00-20:00
● 料金:無料

⑤ パノム・ワン遺跡

クメール様式の寺院跡でピマーイ遺跡とほぼ同時期の建立と推定されています。規模は比較的大きくのどかな田園地帯の中にポツンと建っています。修復もされているので、遺跡でありながら、現在も仏教寺院として地元の人々に親しまれ利用されています。

ナコーン・ラーチャシーマー(コラート)のエンターテイメント

ナコーン・ラーチャシーマー(コラート)のおすすめのエンターテイメントを紹介します。旅を楽しめるテーマに厳選してお届けします。町にはナイトバザールや国立博物館、タイとラオスの国境に位置するマーケットなどがあります。バンコクやプーケットに比べ観光所も少なく、エンターティメンもほとんどありません。

① ナイトバザール

塀に囲まれた旧市街は、アッサダン通りとチョムポーン通り一帯が繁華街で、金を扱う金行や食堂、商店が軒を重ねています。夜になるとこの一帯に屋台がでて、飲食店やフルーツ、アクセサリー屋などで賑わいます。是非、本場イーサーンでタイの辛いイーサーン料理を召し上がってみてください。常夏で食べる唐辛子が利いたパパイヤサラダは汗をかきながらでも挑戦してみる価値ありです。

② ダーン・クウィアン

陶品が特産の町でクメール様式の像やレリーフなどをモチーフにした大物も並べられています。10B程のかわいらしい素焼きのネックレスやカラフルに彩色された風鈴なども売っているのでおみやげにどうぞ。街道沿いの店の裏側などが工房になっているところもあるので、気軽に見学することもできます。

③ ウポン国立博物館

広い中庭にある大きな木造の建物を使った博物館でイーサーンの歴史が基礎から学べます。ウボン・ラチャターニー周辺の遺跡から発掘された先史時代の土器やクメール寺院の遺物などが展示されています。


● 営業時間:水-日9:00-16:00
● 料金:100バーツ
● Tel: +66-4525-5071

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