タジキスタン（Tadzhikistan）
タジキスタン（Tadzhikistan）
旅行ガイド
国土の90％が山岳地帯のタジキスタン。パミール高原を有し、大自然に恵まれています。ここではロッククライミング、ラクダ乗り、乗馬、ハイキング等の体験や美しい山岳部では普段では味わうことの出来ない現地の民族の魅力的な文化を体験することができます。また、ガルモ峰やサーマーニー峰などの7000ｍ級のカラクル湖等の湖を眺めながらゆっくりとくつろぐこともできます。
基本情報
タジキスタン共和国は中央アジアに位置する共和制国家で、首都はドゥシャンベです。約80年前から街づくりに取り組んでいて街路樹の美しい街です。東部には国土の約45％を占めるゴルノ・バダフシャン自治州が位置します。滞在中の移動は乗合タクシーが経済的で便利です。空港から市内へは1人15US$程度ですが、距離や、時間帯、交渉によって異なります。また、治安は改善されてはいますが夜間の一人歩きは危ないので絶対にやめましょう。盗難等の金品目当ての犯罪が増加傾向にあるので注意が必要です。
タジキスタンの観光地
タジキスタンは現地の文化や歴史に触れたり、大自然を満喫したり出来る国です。首都のドゥシャンベには民俗や郷土資料が豊富なタジキスタン総合博物館、約13ｍの涅槃像やバンジャケントの壁画等が展示されている古代民族博物館などの魅力的な観光スポットが多数あります。また、数々の史跡の残るワハーン渓谷では景色が素晴らしいのはもちろんのこと、ここに住む「パミール人」の独自の文化と言語に触れることができます。これらの他にも各地に遺跡や文化を味わうことのできるスポットが点在しています。
タジキスタンの気候
タジキスタンは基本的に夏は乾燥しており、秋から冬にかけては降雨量が増える大陸性気候です。しかし、標高の違いによってかなり差があります。平野部では6月～9月は暑く乾燥した気候で最高気温が35度を超えることもあります。12月～2月にかけて平均気温は0度以下になり、雪も降ります。冬季は道が閉ざされることもあり、移動が困難になるため旅行で訪れるなら夏季をおすすめします。
タジキスタンのお水事情
タジキスタンの水道水は飲料に適していません。他の中央アジア諸国と比較しても水質は非常に悪く、目で混濁が確認できます。雨の多い時期になると蛇口から落ち葉、虫の死骸などが流れ出てきます。飲料やうがい、歯磨きは未開封の信頼出来るメーカーのミネラルウォーターを使用しましょう。ミネラルウォーターは安価で売られています。ろ過機を使用すると水質は改善されますが、すぐフィルターが詰まってしまうため、あまりオススメはできません。
タジキスタンのトイレ事情
首都のドゥシャンベ等はトイレがありますが、水洗のトイレは少ないです。洋式のトイレはほぼありません。ホテルも各部屋ではなく共用のトイレしかない場合も少なくないです。街を外れるとトイレを見つけるのも困難になるので注意してください。
タジキスタンの言語
公用語はタジク語で、ロシア語も広く通用します。
タジキスタンの祝日
2014年
1月1日 新年
3月8日 国際婦人日
3月21日〜24日 ナウルーズ
5月1日 メーデー
5月9日 戦勝記念日
6月27日 国民統合の日
7月30日 ※ラマダン
9月9日 独立記念日
10月15日 ※イスラム犠牲祭
11月6日 憲法記念日
11月9日 和解の日
※は移動祝祭日のため、毎年異なります。
タジキスタンの入出国・ビザ・バスポート
タジキスタンへの入国には入国前にタジキスタン大使館総領事部か総領事館でビザを取得しておく必要があります。観光目的でもビザが必要です。（観光ビザ45日間有効）パスポートの残存有効期限はビザ有効期間最終日翌日から6か月以上あり、かつ、査証欄の余白が2ページ以上必要です。
入出国時には所持金の金額に関わらず税関申告の書類が必要になります。この申告書はタジク語及びロシア語記載となっています。入国時は税関申告書を2枚作成して旅券とともに税関審査官に提出します。申告書を記入する際は持っていく貴重品、外貨額を正確に記載してください。出国時にも事前に申告書を作成しておいて、入国時に受け取ったスタンプの押してある申告書と合わせて審査官に提出してください。このときに理由なしで出国時の所持金が入国時が上回ったり、入国時に作成した申告書を紛失した場合、罰金を科せられたり、身柄を拘束されたりする可能性があるので注意してください。
また、この出入国審査の審査官は基本的にタジク語かロシア語を話します。タジキスタンに行く際の料金の持ち出しについては制限があり、3千米ドル相当以上持ち出したい場合は税関申告書もしくは外貨出所を照明する等地銀行からの証明書が必要になります。
