トリポリ(Tripoli)
トリポリ(Tripoli)
都市の魅力
基本情報
トリポリはリビアの首都で人口約170万人を抱えリビア最大の都市です。 トリポリの名はギリシャ語で「3つの都市」を意味し、3つの都市とはオエア(現在のトリポリ)、サブラータ、レプティス・マグナでこれらのリビア西部の地中海沿岸エリアはトリポリタニアと呼ばれています。歴史的な建造物が多く並ぶ街並みは歴史を肌で感じることができるのが魅力です。街の中心から約25km南にあるトリポリ国際空港があります。国内線はターミナルが隣設されています。移動にはタクシー、長距離バス、乗合タクシー、路線バスが利用できます。
トリポリの観光地
トリポリ
首都トリポリ(タラブルス)は人口約170万人を抱える街です。
オスマン・トルコ、イタリアによって歴史が重ねられた結果、街には各時代の様々な遺跡がたくさんあります。他には近代的なタワーや高層ビルも多く古代から現代まで、北アフリカで最も繁栄した都市の一つである。見どころもたくさんあり、ジャマヒリーヤ博物館、アッ・サラーイ・ル・ハルラ城、モスクなど歴史を見て感じることのできるスポットがたくさんあります。
サブラータ
トリポリから西へ約67km、地中海岸にあるサブラータは、トリポリスを形成形成した都市の遺跡のある街です。見どころは遺跡、博物館、神殿などたくさんありますがサブラータ遺跡で最も有名な遺跡はローマ劇場です。
ホムス
トリポリから東へ120km、地中海沿岸にあるのどかな街です。世界遺産のレプティス・マグナが近いため観光拠点に訪れる人が多い。遠浅の美しいビーチは海水浴にとても最適。
レプティス・マグナ
トリポリから約123km東に位置する街。世界最大級のローマ遺跡がある。1000年間もの間砂に埋もれていたため、かつての姿が保たれている。
ズリテン
ズリテンは、ホムスとミスラータの間に位置する人口約20万人ほどの小都市。ありふれた地方都市に見えるが、ここは「聖者の町」としてリビア中に知られている。
ミスラータ
シルト灣の入口に位置しリビア随一の工場都市。約40万人の人口を抱えるリビア第3都市。キンザやベン・ワリド観光の基地として訪れることが多い。伝統工芸品の集散地でもある。
ギルザ
リビアの人々がローマ文化の影響受けて建設したとされる遺跡。3~5世紀に建てられた城塞集落やオベリスク形の墳墓やとうじの様子の描かれたレリーフがある。
シルト
ミスラータからアジュダービヤにいたる道の途中にある都市。人口は約13万人。
トリポリの気候
冬期(12月~2月)は雨が多く比較的温暖な気候です。しかし、強い風が吹くと気温が氷点下近くになることもあります。夏季(6月~10月)は長く暑いがトリポリでは夜は気温が下がりアラブ諸国としては過ごしやすい。
トリポリの代表的な観光スポット
ジャマヒリーヤ博物館
アッ・サラーイ・ル・ハムラ城の中にある国立博物館です。4階まである展示室の中にはリビア中から集められた貴重な文化財がたくさん展示されています。彫刻やレリーフなど芸術性の高い文化財はほとんどこの博物館に展示してあると言われる程リビア最大の博物館です。
○住所:Green Sq.
○営業時間:9:00~17:00 ※月曜日は休み。
○料金:LD6
アッ・サラーイ・ル・ハムラ城
別名はトリポリ城。ハムラはアラビア語で「赤い」の意味がある。城の内部は以前公開されていたが、現在は見学不可になっている。しかし、一部はジャマヒリーヤ博物館として入場可能。
サブラータ遺跡(ローマ博物館、ローマ劇場)
1923年頃から発掘調査と修復作業が始まったが、現在も総面積の約60ヘクタールの3割ほどしか調査が進んでいない。様々な神殿や遺跡が多くその中でもローマ劇場は最大級の遺跡でとても圧巻です。他にも、ローマ博物館には貴重な展示品が多く所蔵されています。
サブラータ遺跡
○営業時間:8:00~18:00 ※休日なし。
○料金:LD6 ※遺跡内のローマ博物館は別途料金。
ローマ博物館
○営業時間:8:00~18:00 休日なし。
○料金:LD6 ※遺跡とは別で入館料がかかります。
プティス・マグナ遺跡
何世紀の間砂に埋もれていたので遺跡は美しく保存されています。その美しさと巨大さに圧倒されます。ローマ劇場や円形闘技場、博物館など見どころいっぱいです。円形闘技場と海岸の間には、戦車競技場(キルク)の跡が残っていて歴史を感じることができます。
レプティス・マグナ遺跡
○営業時間:8:00~18:00 休日なし。
○料金:LD6 博物館と円形闘技場は別途料金がかかります。
円形闘技場
○営業時間:8:00~18:00 休日なし。
○料金:LD6 ※レプティス・マグナ遺跡とは別料金になります。
レプティス博物館
レプティス・マグナ遺跡の出土品が多く展示されています。特に彫像のほとんどがこの博物館に展示されています。展示室は出土場所によって展示されており、入口近くには遺跡全体の復元予想図が展示されています。レプティス・マグナの全盛期の姿がよくわかります。
○営業時間:8:00~18:00 ※休館日は月曜日。
○料金:LD6 ※レプティス・マグナ遺跡とは別料金になります