ルクソール(Luxor)
ルクソール(Luxor)
都市の魅力
かつて、偉大なギリシア詩人ホメロスが「百門の都」と呼んだ古代エジプト都市テーベとして知られる。ナイル川によって東西に分けられ、太陽が昇る東海岸を「生の都」、日の沈む西海岸を「死者の都」とされています。市内には世界遺産に登録された神殿や歴史を垣間見ることができる博物館も充実しており、古代エジプトを味わうことができる。
基本情報
エジプトの都市ルクソールは、首都カイロから南へ670㎞離れたところに位置している。他の都市と同様に、観光業への依存度が高い。カイロと比べ、街が貧しく、貧困層が多い。また、1997年にルクソール事件(エジプト史上最大のテロ事件)が起き、一度観光客が激減。しかし、その後は順調に回復してきている。
市内の交通機関として、マイクロバス、観光馬車、レンタル自転車があり、東海岸と西海岸の移動にはローカルフェリーやプライベートボートが使われる。
ルクソールの観光地
「生の都」とされる東海岸にはエジプト最大規模の遺跡であるカルナック宮殿、ルクソール宮殿が観光の中心となるだろう。また、スーク辺りでは市場があり、エジプトの生活を味わうことができる。一方、西海岸では、「死者の都」とされるだけあり、王家の谷をはじめ、お墓や石像が多くある。そして、西海岸では気球に乗って王家の谷を見下ろすツアーがあり、多くの観光客を魅了している。
ルクソールの気候
ルクソールは年間の平均降水量が2.3mmしかなく、ほとんど雨が降らない。冬期の最低気温が10℃下回るときもあるが、一年を通して熱い。4月~10月は最高気温が30℃を超え、時に50℃を超えるときもある。王家の谷付近では57℃を記録したこともあるようだ。
ルクソールの代表的な観光スポット
カルナック神殿
カルナック神殿は、神殿複合体として知られ、神殿やオベリスク、神像など多くの建物が建ち並び群をなしている。その一つのアメン大神殿は最大の遺跡。また、夜には音と光で楽しめるナイトショーが開かれており、昼とは違った神殿が楽しめる。
○営業時間:夏期6:00~17:30/冬期7:00~16:30 年中無休
○料金:50£E(学生25£E)
ミイラ博物館
30分程度で周れるミイラ博物館。ネコ、ワニ、トキ、ヒツジなど変わったミイラも展示されている。また、ミイラを作る際に使う薬品も展示されていて、ミイラファンにとっては必見の場所となっている。
○営業時間:9:00~16:00・17:00~22:00(冬期9:00~14:00・16:00~21:00)
○料金:40£E(学生20£E)
王家の谷
古代エジプト新王国時代の王の墓が数多く見られる。古代エジプトのナポレオンと呼ばれるトトメス3世や1922年にようやく発掘されたツタンカーメンの王墓が見られる。
○営業時間:6:00~17:30(冬期7:00~17:00)
○料金:70£E(学割半額 *ID提示)*ツタンカーメンの墓は別途80£E
ハトシェプスト女王葬祭殿
女王治世のもと、当時のエジプトは平和外交を行っていた。王家の谷の近くにあり、ルクソール近郊で最高美の建物とされているため、足を運ぶ価値あり。
○営業時間:6:00~17:30(冬期7:00~17:00)
○料金:25£E(学割半額 *ID提示)
ルクソールのエンターテイメント
ルクソールのおすすめのエンターテイメントを紹介します。旅を楽しめるテーマに厳選してお届けします。
熱気球での遊覧観光
ルクソール唯一のエンターテイメント。気球に乗って王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿を一望でき、地上で見るのとまた違った新鮮な眺めである。基本的にツアー参加となるためホテルや旅行会社での予約が必要。ホテルから現地まで連れて行ってもらえる。
○TEL:0952376515(Sky Cruise) /0952365060(Magic Horizon Balloons)
○料金:50~200US$(会社やシーズンにより変更有り)