イグアスの滝(Iguazu Falls)

イグアスの滝(Iguazu Falls)
都市の魅力

大自然の素晴らしさを体感できるのがこのイグアスの滝です。世界で最も水量が多く、凄まじい音で豪快に滝壺に流れていく「悪魔の喉笛」は大迫力であり、イグアスの滝でも最大の見所です。ユネスコ世界自然遺産にも登録されている壮大な滝は、アルゼンチンを訪れた際に一度は見ておきたい有名スポットです。

基本情報

イグアスの滝は、アルゼンチンとブラジルの国境に位置する世界最大の滝です。滝幅4km、最大落差80m、水量毎秒6万5000トンというこの滝はアフリカ大陸のビクトリアの滝、北アメリカ大陸のナイアガラの滝と並び世界3大瀑布の1つとしてあげられます。
イグアスの滝から一番近いイグアス空港へは、首都ブエノスアイレスから飛行機で約1時間40分、長距離バスでは約16時間30分~20時間で行くことができます。イグアス空港からイグアス国立公園の入り口まではタクシーや前払い制のハイヤーであるレミースで約20分です。空港から滝に1番近い街であるプエルト・イグアスまではミニバスで約25分です。プエルト・イグアスからは20分おきにイグアス国立公園行きのバスが出ており、所要時間は約30分です。国立公園の入口からは散策路もありますが、公園内は広いので無料の軽便鉄道での移動がオススメです。メインとなる滝は遊歩道を歩いて見学するのが一般的ですが、船やヘリコプターから見るといった楽しみ方もできます。

イグアスの滝の観光地

イグアスの滝には、ハイライトとも言える「悪魔の喉笛」を含めて、大小合わせて約275もの滝があります。そのため遊歩道も多く、駆け足で回っても約1日、全てを楽しむには1日以上かかります。自力で回ることも可能ですが、より楽しむためにはツアーに参加するのがオススメです。また、メインとなる滝も見ごたえ十分ですが、様々な動植物を見ることができる国立公園も見ごたえがあります。園内を散策しているだけでも鳥類や小動物などを見ることができますが、より多くの動物を見たい方にはサファリツアーがオススメです。アルゼンチン側でイグアスの滝に最も近い街となるプエルト・イグアスには、ホテルやレストランなどの施設も揃っています。

イグアスの滝の気候

イグアスの滝は亜熱帯気候で年間を通して暖かく、冬でも温暖な気候のため防寒着なしでも過ごすことができます。夏は30度を超える日も多いので、帽子などで熱中症対策をする必要があります。また、園内の見どころである滝の近くは水しぶきで濡れるため、防水対策もしておきましょう。園内でポンチョなどを販売していますが、ボートツアーなど滝をより間近で見ることができるツアーに参加する場合は、水着に着替えるのがおすすめです。イグアスの滝は年間を通して楽しむことができますが、現地の夏である12月~2月は雨季のため、水量も増えてより壮大なイグアスの滝を漫喫することができます。

イグアスの滝の代表的な観光スポット

イグアス国立公園(アルゼンチン側)

イグアスの滝がある、アルゼンチン側の国立公園です。滝を含む雄大な自然と、様々な種類の動植物を楽しむことができます。植物の種類は2,000種以上、鳥類は150種以上、哺乳類は80種以上と言われており、園内を歩いているだけでもハナグマやアリクイなどを見かけることができます。園内には昆虫も多く、中でも蝶は「蝶の楽園」と呼ばれるほど多く存在し、500種以上が確認されています。また、運が良ければ絶滅危惧種であるジャガーなどに遭遇することもあります。園内を走る軽便鉄道の料金は、入園料に含まれているため無料で利用できます。鉄道駅には入り口近くのセントラル駅、中間のカタラタス駅、終点のガルガンタ・デ・ディアブロ駅の3駅があります。セントラル駅からカタラタス駅までは約10分、カタラタス駅からガルガンタ・デ・ディアブロ駅までは約15分です。

◯開園時間:8:00~18:00(※夏季は~19:00/年中無休)
◯URL:http://www.iguazuargentina.com
◯料金:$170

セントロ・デ・インテルプレタシオン(ビジターセンター)

イグアス国立公園の入り口近くにある、博物館のような施設です。先住民グラアニーの言葉で「木の国」を意味する、イヴィラ・レタという愛称で親しまれています。イグアスの歴史、気候や地質、公園内で見られる動植物などについての展示が行われているので、散策前に立ち寄るととても良い事前準備になります。また、先住民グラアニー族の文化や生活に関する展示もされています。更に、園内で行われるツアーの受付もこのビジターセンターで行われているため、ツアーに参加したい場合には立ち寄ってみると良いでしょう。

悪魔の喉笛(ガルガンタ・デ・ディアブロ)

イグアスの滝の1番奥にある、ハイライトともいうべき滝です。膨大な量の水が滝を流れ落ちる時の轟音が、悪魔の唸り声のようだということで、このように呼ばれています。園内を走る鉄道の終点、ガルガンタ・デ・ディアブロ駅から約1kmの展望橋を30~40分ほど進むと見えてきます。凄まじい勢いの滝自体も見ものですが、その滝や太陽の光具合でかかる虹、辺りを飛んでいる蝶とのコラボレーションは、また一味違ったやわらかくて美しい風景を作りあげます。遊歩道を歩いて滝を楽しむ以外にも、ヘリコプターや船からも楽しむことができます。
鉄道中間駅のカタラタス駅から滝の上下に遊歩道が張り巡らされており、滝を上から眺めることができるシルクイト・スーペリオールと、下から眺めるシルクイト・インフェリオールの2つのコースがあります。上にあるシルクイト・スーペリオールは車椅子やベビーカーでも歩ける優しいコースで、所要時間は約1時間です。途中には大きな滝が見られるポイントが6ヶ所あり、大自然を満喫することができます。また、遊歩道の手前には灯台型の展望台もあります。滝の下にあるシルクイト・インフェリオールは、起伏もあって複雑な造りになっていて、所要時間は1時間から1時間半ほどです。ジャングルの中を歩くコースなので、自然を近くで感じながら、いくつもの滝を下から眺めることができます。

サン・マルティン島

シルクイト・インフェリオールを下ったところにある、川の中洲にある島です。9:30~15:15までの時間帯で、約10分毎に運航している無料の渡し船で行くことができます。島内にも遊歩道があり、イグアスで2番目の大きさを誇るサン・マルティン滝を見ることができます。また、ここから船のツアーにも参加できます。

イグアスの滝のエンターテイメント

国立公園内は豊かな自然や様々な動植物を散策しながら見ることができます。しかし、あまりにも広いため、全てを周るのに2日はかかると言われています。そこで、今回は短時間で手軽に園内の魅力に触れられるツアーをいくつかご紹介します。

アベントゥラ・ナウティカ

サン・マルティン島の対岸から出発する、イグアス下流のスピードボートツアーです。悪魔の喉笛を下から眺めた後、別の滝の真下に直接入る人気のツアーとなっています。滝の真下を何度かくぐることもあるので、全身ずぶ濡れになります。ポンチョなども売られていますが、あらかじめ水着などに着替えておくと気兼ねなく楽しむことができるでしょう。出発前に救命胴衣を付けてもらう際、防水の袋も借りることができるので水に濡れて困るものはその袋に入れておきましょう。

○所要時間:約12分
○料金:$180

パセオ・エコロヒコ

悪魔の喉笛の上流、イグアス川をクルーズするゴムボートツアーです。ゆっくりと川下りをしながら植物や鳥などを観察します。軽便鉄道のガルガンタ・デ・ディアブロ駅近くからボートに乗り、専用の船着き場であるトレス・マリアスまでをクルーズします。トレス・マリアスから1番近い鉄道駅であるカタラタス駅までは、バスが出ています。

○所要時間:約30分
○料金:$80
他のツアーとの共通券は、少し割引がされています。
 パサポルテ・ベルデ(アベントゥラ・ナウティカとの共通券):$240
 パサポルテ・カタラタス(グラン・アベントゥラとの共通券):$430

グラン・アベントゥラ

四輪駆動車でジャングルを回ったり、スピードボートで滝に入ったりするツアーです。動植物の宝庫である国立公園内に生息している哺乳類、鳥類、蝶などについての解説もしてくれるため、滝だけでなく公園内の自然を満喫することができます。終着点はアベントゥラ・ナウティカと同じくサン・マルティン島対岸の船着き場となります。

○所要時間:約1時間20分
○料金:$380

フルムーン・ウォーク

満月の前後5日間に、毎月行われているウォーキングツアーです。昼間とは異なる幻想的な雰囲気のイグアスの滝を楽しむことができます。夕飯にアルゼンチン料理を食べて、その後に満月を見ながら散策ツアーをするセットもあります。1日に3回行われていますが、人気のためすぐにチケットが売り切れてしまうこともあります。また、どちらのツアーも満月が出なかった場合には催行されません。ツアーの正確な催行時期などはウェブサイトなどで確認してください。

○所要時間:約2時間
○料金:$250
公園内のレストランでのディナー付き:$340
◯URL:http://www.iguazuargentina.com(国立公園と同じ)
◯E-mail:reservas@iguazuaregentina.com

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